前回のコラムで書かせて頂いたとおり、ドル円は107.90をボトムに切り返して上昇してきました。
FOMCの値動きはほぼ想定通りだったと言えるでしょう。
前回のコラム
https://www.gaitame.com/media/entry/2019/10/30/150942
欲を言えば、107.70〜85ぐらいからの本命の買い注文がつかず、108円の打診買いだけを拾った格好ですが、それでも悪くないでしょう。1円以上の含み益となりました。
さて、FOMCと米雇用統計を経て、市場は年末相場に向けてリスクオン方向で動き出しております。
米株がおそらくですが、引き続き12月まで史上最高値を更新しながらも上昇チャネルウェッジのようなものを形成していくのではないでしょうか。
米中貿易戦争ネタには飽きがきておりますので、もしこれらの類で悪いニュースが含まれれば、そこは買い場となるのではないでしょうか。
米金利の引き下げは新興国株や通貨には追い風です。
豪ドルはさらに買われやすくなっていくと思われます。
ドル円チャート109円台には戻り売りと109円超えで大型ストップロスが散見
ドル円4時間足チャートから分析していきます。
109円をクリアに超えてきました。
109.30はレジスタンスラインを引くことができそうです。オプション絡みのオーダーはないプライスですから、抜けやすいのではないでしょうか。短期的なオーダーのみだと思われます。
外為注文情報を確認してみますと、
109.30と109.50にストップがみられます。
戻り売りの指値も多いことから、おそらく109.50より上はさらにストップロスが多くでてきそうです。
また110円は簡単に超えないでしょうが、超えたときの威力はなかなかの上昇幅を生み出すかもしれません。
米ドルは利下げですが、株高に連れたゆっくりとしたドル円上昇の値動きを予想しております。
豪ドル円が実は順調に上昇中!
豪ドル円の日足です。10月上旬から実は3.5円も上昇しているのが豪ドル円です。順張りトレードがしやすい格好になりつつあります。
目先ターゲットは76.15付近でしょうか?押し目を狙っていく戦略をご紹介します。
まず、サポートの74.50まで押すタイミングがあれば、ぜひここからエントリーを狙っていきたい水準です。
米株が堅調なことから、ここまで押し目を形成するかは定かではありません。
その場合、もう少し浅い押し目を検討しなければなりません。
4時間足に落としてみましょう。
小さなトレンドラインが天井圏で引けそうです。
エントリーするなら75.00円ぐらいでしょうか?ちょっと浅すぎるかもしれませんので、ここをブレイクしてストップを軽く引っ掛けてくることを願って74.70〜85ぐらいから本命の買いを狙うべきでしょうか?
僕的なイメージはこのあたりからになります。
そのタイミングでRCI52か26が0.0ライン付近まで一旦下落していると買いやすいかもしれません。
またRCI9は-80以下まで下落することを狙います。このゾーンからカクンと急転換するような動きを見せてくれますと、強気で入っていけそうです。 細かいエントリータイミングはRCI9で取る予定です。
または74.75〜75.50円幅程度で三角持ち合いやチャネルレンジのような動きを一度してくれると尚買いやすいです。その場合金曜日の夜、または週明けぐらいからまた上昇していくイメージです。
今週後半の戦略としては豪ドル円の押し目買いで勝負予定です。
【先週の記事】
https://www.gaitame.com/media/entry/2019/10/30/150942
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。