
「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 為替アナリスト 中村勉
X(Twitter):@gaitamesk_naka
『最新のドル/円相場を解説』
最新のマーケット情報まとめ
<足元の動き>
・パキスタンの要請を受けて、米国とイランが2週間の停戦に合意
・イランは期間中、ホルムズ海峡を開放する
・原油価格が急落し、有事のドル買いが巻き戻され、ドル/円は159円台後半から158.30円付近まで急落
<相場の見方・戦略>
・停戦とはいえ終戦ではない。2週間後の見通しは不透明で再燃リスクあり
・原油は96ドル台まで下落したが、戦争前(60ドル台)と比べると依然高水準 → 原油高止まり = 円安圧力は続く構図
・日本は原油純輸入国であるため、原油高 → 円安になりやすい構造に変化なし
・戦争開始水準が156円台であり、停戦が2週間の暫定合意に過ぎない現状では156円を大きく下抜けるのは難しいとの見方
・基本スタンス:下がったら買い探し。ただし「落ちてくるナイフ」を掴まないよう、ロンドン時間の動きを見極めてから判断が無難
<結論>
米・イラン2週間停戦合意により、有事のドル買いが巻き戻され、ドル円は158円台前半まで急落。ただしこれは終戦でも恒久合意でもなく、あくまで暫定停戦。ホルムズ海峡の実際の通航可否、イランの信頼性、2週間以内の本合意の実現可能性には強い懐疑が残る。原油は依然高止まりであり、円安圧力の構造は変わっていない。下値では買い目線を維持しつつも、ロンドン時間の反応を見極めてから慎重にエントリーするのが現実的。157円50銭~158円割れまで来た場合は一旦仕切り直しも視野に入れること。
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外為どっとコム総合研究所 情報企画部 為替アナリスト中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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