豪ドル/円今日の見通し「ジャクソンホール会議待ちで方向感を見出しにくい」2025/8/18

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短期トレード即効チャージ　豪ドル円

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　為替アナリスト　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日9:30 豪9月雇用統計発表！
・9月18日発表の豪8月雇用統計は、雇用者数が市場予想（2.10万人増加）に対して0.54万人の減少だった。失業率は4.2%で前月から横ばい。労働参加率は66.8%で前月（67.0%）から低下した。

・NY原油先物市場は続落。終値は前営業日比-0.43ドルの1バレル=58.27ドル（10月15日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・10月2日に発表された豪8月家計支出（MHSI）は前月比が+0.1%、前年比が+5.0%でともに市場予想（+0.3%、+5.2%）を下回った。MHSIは7月分より小売売上高に代わる支出統計となっている。

・9月30日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。市場予想通り政策金利を3.60%に据え置いた。

・9月24日に発表された豪8月消費者物価指数（CPI）は前年比+3.0%となり市場予想（+2.9%）以上に前月（+2.8%）から伸びが加速した。7月CPIトリム平均は+2.6%で前月（+2.7%）から伸びが鈍化した。
7月30日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+2.1%（予想：+2.2%）で前四半期（+2.4%）から伸びが鈍化。また同CPIトリム平均は前年比+2.7%だった（予想：+2.7%、前四半期：+2.9%）。

・9月3日に発表された豪4‐6月期国内総生産（GDP）は前期比+0.6%、前年比+1.8%と共に市場予想（+0.5%、+1.6%）を上回った。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

豪雇用統計は失業率に注目

14日に公表された9月のRBA理事会議事録では、RBAがインフレ上振れリスクに警戒感を示し、追加利下げを見送ったことが分かった。労働市場については、8月の豪雇用統計で雇用者数が予想に反して減少していたものの、失業率が4.2%で横ばいだったことから、「依然として逼迫している」と評価した。ただし「この評価には相当の不確実性があった」とも付け加えられていた。
RBAは8月の金融政策報告で年末の失業率を4.3%と予想している。現在、11月理事会での利下げ織り込みは40%弱だが、本日発表の9月雇用統計で失業率が4.3%を上回れば、RBAの労働市場評価が変化し利下げ期待が高まる可能性がある。その場合、豪ドルは売りで反応しそうだ。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目材料

日米株価動向
豪9月雇用統計
米中貿易摩擦

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。4時に豪ドル/米ドルの移動平均でシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

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