日米貿易合意と市場反応:リスクオン相場と金利上昇の複合的影響【外為マーケットビュー】
動画配信期:公開日から2週間
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
動画の内容まとめ
日米貿易合意によるリスクオン加速
昨日の日米交渉成立により、非常にリスクオンの動きが加速した。EUも15%関税で合意に向けて進展しており、日本にとって良い合意内容となった。ドル円は一旦146円台前半まで下落後、147.20円付近まで上昇したが、この水準が重く結果として下落した。
株式市場の世界的上昇
日経平均は3万9000円台後半から4万1750円付近まで1300円程度上昇し、米国市場でもダウが1.14%、S&P500が0.78%、ナスダックが0.61%上昇した。VIX指数も15%台に低下し、世界的な株高となった。
債券売り・金利上昇と日銀スタンス
関税交渉進展によるリスクオンで債券が売られ、長期金利が上昇した。日本の40年債入札は不調だった一方、米20年債入札は好調だった。内田日銀副総裁は利上げを排除しないスタンスを維持し、市場では10月または来年1月の利上げ予想が高まっている。
ドル下落トレンドとECB注目
株価上昇にも関わらずドルは下落傾向が継続している。ユーロドルは1.16割れから上昇し、ドルスイスも下落が続いている。今日のECB理事会では据え置きが予想されるが、EU も15%関税合意への期待からユーロ買いが進んでいる。
米中古住宅販売は393万件に減少し住宅市場低迷が継続。日米合意には5500億ドル(約80兆円)の投資スキームも含まれるが詳細は不透明。ベッセント財務長官がパウエルFRB議長後任特定を急ぐ必要はないと発言し、政権の圧力緩和の可能性もある。

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YEN蔵 氏株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。YouTubeなどで個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
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