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ユーロ円今週の予想「上値余地を探る動き。揉み合い状態から抜け出せない可能性も。」FXチャート分析 2025/6/2

【ユーロ円週間予想】揉み合い状態継続か。

 直近の日足は、東京市場(9:00am)で前日足から大きく下寄りのスタートとなりましたが、下値を攻めきれずに押し戻され、実体の小さい陰線で終えています。下げ渋りの形となったことや、ユーロが対ドルで堅調に推移しており、ユーロ/円も上値トライの可能性に繋げています。一方でレンジ内での揉み合い状態から抜けきれていないことや、164.20-30,164.60-70に強い抵抗が控えており、これらをしっかり上抜けて来ないと上値余地も拡がり難い状態です。今週も162~164円を中心とするレンジ内での揉み合い状態が継続する可能性が高い状態です。日足の上値抵抗は164.20-30,164.60-70,165.00-10に、下値抵抗は163.00-10,162.40-50,162.00-10にあります。164.70超えで終えれば下値リスクが後退、165.00-10の抵抗を上抜けて終えれば166~167円台が視野に入ってきます。逆に、162円台を割り込んで終えた場合は、“ニュートラル”な状態に変化して160~161円台の下値抵抗の強さを確認する動きが強まり易くなります。21日移動平均線は163,22に位置しており若干上抜けて終えていますが、“ダマシ”の範囲内です。120日、200日線は161.50と161.49に位置しており、短期トレンドをサポート中です。

 一方直近の週足は、前週足から上寄りのスタートとなり、値幅の小さい陽線で切り返しています。上値余地を探る動きに繋げていますが、強い上昇エネルギーも感じられないことや、週足が164円台に実体を乗せられない状態が続いており、大幅続伸にも繋がり難いとみられます。また、3月に付けた154.80を基点として下値を切り上げてきた流れから外れた位置で推移しており、下値リスクにも注意が必要でしょう。但し、164.50-60の抵抗を上抜けて越週した場合は、もみ合い状態から上抜けて、一段の上昇に繋がり易くなります。逆に161円を割り込んで越週した場合は下値リスクが点灯します。可能性が低いと見ますが、158円を割り込んで終えた場合は、トレンドが変化してユーロの下落幅拡大に繋がり易くなります。今週の週足ベースで見た上値抵抗は164.10-20,164.50-60,165.90-00に、下値抵抗は163.00-10,162.40-50,161.10-20にあります。31週、62週移動平均線は161.52と163.43に位置しており、これら大きく抜けられない状態が続いており、レンジ内での揉み合い商状となっています。

 今週の戦略は、ユーロ買いは142.00-10まで引き付けて。損切りは161.40で撤退です。売りは164.00-10で戻り売り。損切りは164.70で撤退です。

 上値は、163.70-80,164.10-20、164.60-70に強い抵抗がありますが、全て上抜けて終えた場合は、揉み合い状態から上抜けて165.00-10超えにある抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。上値抵抗は165.50-60,165.90-00,166.60-70にあります。下値は、163.00-10に軽い抵抗が、162.40-50、162.00-10、161.60-70に強い抵抗があり、下値も限られ易い展開が予想されますが、161円を割り込んで終えた場合は、下値リスクがやや高くなります。可能性がまだ低い状態ですが、158円割れで越週するか日足が157.50を割り込んで終えた場合は中期トレンドが変化します。

© 2025 オフィスフレア/川合美智子
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