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FX/為替「ドル/円 米相互関税は予想以上 リスク回避の円買いが強まる」 外為どっとコム トゥデイ 2025年4月3日号

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2025年4月3日8時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼2日(水)の為替相場
(1):米財務長官「提示は最高税率」
(2):前日銀審議委員「5月利上げも」
(3):ADPは予想を上回る
(4):EU関係者「緊急支援策を準備」
(5):米相互関税発表でリスク回避

▼2日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:リスク回避の円買いにつながりやすい/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

2日(水)の為替相場

期間:2日(水)午前6時10分~3日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):米財務長官「提示は最高税率」

トランプ米大統領が2日(日本時間3日)に発表する相互関税について「提示されるのは最高税率であって各国はその上限から税率を引き下げるための措置を講じることができる」とベッセント米財務長官が述べたことが伝わった。

(2):前日銀審議委員「5月利上げも」

3月25日に退任した安達前日銀審議委員は、日本の基調的物価が一段と上昇していることを理由に、「米国の関税政策によって日本経済や金融市場に大きな影響が生じなければ、5月の日銀金融政策決定会合での追加利上げも有り得る」との見解を示した。

(3):ADPは予想を上回る

米3月ADP全国雇用者数は15.5万人増と市場予想(12.0万人増)を上回り、前月(8.4万人増)から伸びが拡大した。

(4):EU関係者「緊急支援策を準備」

一部通信社は、欧州連合(EU)関係者の話として「欧州委員会は、トランプ米大統領が打ち出す包括的な関税措置によって特に打撃を受ける恐れがある経済分野を対象に緊急支援策を準備している」と報じた。

(5):米相互関税発表でリスク回避

トランプ米大統領は全ての国に一律10%の関税を適用すると発表。当初報じられていた20%前後よりも小さい税率だったことから円売りが先行。しかしその後、主要国の関税が中国は34%、日本は24%、ユーロ圏は20%など軒並み高いことが判明するとリスク回避の円買いが急速に強まった。

2日(水)の株・債券・商品市場

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ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:リスク回避の円買いにつながりやすい

昨日のドル/円は終値ベースで約0.2%下落。市場が注目していた米国の相互関税については、日本には24%、ユーロ圏に20%などと、主要国に対して予想以上に高い関税が適用されることになった。これを受けて150円台半ばに上昇する場面もあったが、日経平均先物やNYダウ平均先物が急落すると一転して149円台前半へと下落した。 米国の相互関税は市場の予想より厳しい内容だったことから、リスク回避の円買いにつながりやすい。また、関税は米国のインフレ高止まりや景気悪化につながるとの見方もあり、これもドル売り・円買い要因となろう。目先の下値目途は週足・一目均衡表雲下限の通る147.67円前後となりそうだが、ここを下抜けた場合には3月11日安値の146.55円前後を目指す展開も考えられる。米国の相互関税に対する各国の対応にも注目したい。材料面では、米新規失業保険申請件数や、米3月ISM非製造業景況指数が発表される。

注目の経済指標:ISM非製造業景況指数

注目のイベント:ECB議事録

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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