読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

トルコリラの焦点「年初来の下落率は最大級...米関税とトルコ中銀利下げで買い材料が見つかりにくい」FX予想 2025/3/13 #外為ドキッ

f:id:gaitamesk:20210830183255p:plain

中東に位置するトルコの通貨リラを取り巻く環境を分析し、トルコリラの今後の値動きを予想した。

執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也 X(Twitter)

リラ/円は下落率が最大級に

 トルコリラ相場の下落が続いている。米国のトランプ政権が進める関税政策などの影響で市場参加者のリスクセンチメントが悪化する中、新興国通貨は全般的に軟調だが、中でもリラは対円で年初来の下落が最もきつい通貨となっている。3月13日時点におけるリラ/円の年初来下落率は主要通貨ペアの中で最大級の9.2%に達しており、今週11日には史上最安値となる3.996円前後を付ける場面もあった。なお、このところドイツの財政拡大期待などを背景に強含んでいるユーロに対するリラの下落でさえ年初来では8.1%だ。足元では、トルコ中銀が3会合連続の利下げを決めたことも重しになったと見られ、リラは対ユーロで11日に、対ドルで12日にそれぞれ史上最安値を更新した。

米関税4月2日、中銀会合17日

 米国は、相手国と同水準の関税を賦課する相互関税の発動期日を4月2日としており、トランプ大統領は自動車関税についても「4月2日ごろ」の発動を示唆している。トルコ中銀は3月のインフレ期待(1年先、中銀調査)が24.55%に低下したことで、次回4月17日の会合でも利下げに動く公算が高まっている。当面はリラの買い材料を見つけるのが難しい状況が続きそうだ。

トルコリラ/円(TRY/JPY) 日足チャート

ドル/トルコリラ(USD/TRY) 日足チャート

ユーロ/トルコリラ(EUR/TRY) 日足チャート

【トルコリラに関する外為どっとコムのキャンペーン】

【トルコリラの最新チャート】
「為替チャート|トルコリラ/円(TRYJPY)|60分足」はこちら
「為替チャート|米ドル/トルコリラ(USDTRY)|60分足」はこちら
「為替チャート|ユーロ/トルコリラ(EURTRY)|60分足」はこちら

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

 

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。