ドル売りで、リスクテイクが可能な状況に 【明快!テクニカルレビュー】
動画配信期間:公開日から3カ月間
動画目次
0:00 ドル円分析
1:13 ユーロ円分析
2:39 ポンド円分析
3:20 豪ドル円分析
4:07 ユーロドル分析
6:07 ポンド米ドル分析
6:35 豪ドル米ドル分析
7:18 「チャートリーディング」解説動画のご紹介
相場分析ポイント解説
1. ドル円の動向
- 先々週金曜日は安値で引けたが、月曜日から陽線の連続出現で大きく戻す
- 特に水曜日は2月5日の陰線を完全に埋めるほどの上昇
- しかし木金と連続陰線となり、水曜日の上昇分を打ち消す展開
- 中期と長期の移動平均線がデッドクロスを形成し、実体線が頭を抑えられる
- 目先は売り方優位な展開が予想される
- ただし、日銀の追加利上げ観測や政策委員の発言により、上下に振れやすい状況
2. ユーロ円の状況
- 窓を開けて大きく安く寄るも、その後順調に戻す
- 木金は陰線だが、水曜日の陽線を完全には埋めていない
- ドル円ほど悪くないものの、上値は重い展開
- 中期移動平均線と上ヒゲが重なり、長期移動平均線も上値を抑える位置
- 総じてニュートラルな評価が妥当
3. ユーロドルの分析
- 週初めは安く寄るも、5連続陽線で大きく戻す
- 特に木曜日の強い陽線と金曜日の続伸が印象的
- 1月下旬の戻り高値に挑戦する水準まで回復
- 実体線が長期移動平均線水準を上回る(昨年10月以来の出来事)
- 短期・中期移動平均線のゴールデンクロス形成が期待される
- MCDもゴールデンクロスを形成し、ゼロラインを上回る
4. ポンドドル・豪ドルの状況
- 両通貨ともユーロドルと同様の強い動き
- 実体線が長期移動平均線を上回る
- レンジ形成から上放れの展開
- ドル売りのかたちで、リスクテイクが可能な状況に
総合的な結論:
- ドル売りバイアスが強まる展開が予想される
- 特に対ユーロでドル売りの機会が見込まれる
- 株式市場は上値を試す展開が続く可能性が高い
- ドル金利の低下傾向が続けば、ドル安・株高の相関が強まる可能性
- ただし、週末のトランプ氏の発言や米国休場の影響には要注意
- 商品市場よりも株式市場への投資が推奨される
リスク要因:
- 日銀の金融政策に関する思惑による為替変動
- 米国の政治動向
- 週明けの米国休場による市場流動性の低下
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株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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