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大口投資家の動向は?「ドル円 日銀追加利上げ観測などで円買い 円ネットロングに転じる」【最新IMMポジション】2025/2/10

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットロングに転じる

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットショート減少

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットロングに転じる】
2月4日時点で円のポジションは、ドルに対して約1.9万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングが積み増され、ショートが大幅に取り崩されたことから、6週ぶりにネットロングに転じた。
期間中のドル/円相場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、追加利下げを急がない姿勢を示した一方で、氷見野日銀副総裁の講演が日銀の追加利上げ観測につながり、一時153円台後半まで下落した。
トランプ関税が世界経済に与える影響への不透明感もあり、投機筋は円先高観を強めたようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットショート減少】

2月4日時点でユーロのポジションは、ドルに対して約5.9万枚の売り越し(ネットショート)。
ロングが積み増されたことで、ネットショートは前週から約0.8万枚減少した。
期間中のユーロ/ドル相場は、ECBが市場予想通り25bp(0.25%ポイント)の利下げを実施したものの、追加利下げについては「重大な不確実性がある」とヒントを示さなかったことで、1.04ドル台後半まで上昇する場面も見られた。ただ、米国の関税を巡るリスクオフの動きから1.02ドル台前半まで下落するなど、不安定な動きとなった。
今後、米国の関税の標的は欧州連合(EU)に向かうとの懸念がくすぶる一方で、当初の想定ほど厳しい関税にならないのではとの見方もある。そうした中で、投機筋のユーロに対する先安観はやや和らいでいるようだ。


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IMMポジション


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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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