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ドル円、素直に買い|FOMC・日銀会合を終えドル高相場|原油は条件付きで買い目線 2024/12/23(月)井上義教【FX/為替】#外為ドキッ

 

ドル円、直近高値の更新を評価、上昇トレンドに期待【明快!テクニカルレビュー】

動画配信期間:公開日から3カ月間

2024年末の為替市場分析 - チャート分析から見る今後の展望

最近の為替市場は、各国の政策金利発表を経て、いよいよ年末モードに突入しつつあります。特に注目を集めていた日銀の金融政策決定会合では、市場予想に反して政策金利の据え置きが決定されました。また、米国は利下げの方向性こそ示したものの、そのペースは市場予想より緩やかになる見通しを示しており、これらの要因からドル高・円安のトレンドが強まっています。

ドル円 - 最も力強い上昇トレンド

現在、ドル円は最も注目すべき通貨ペアとなっています。11月15日の戻り高値を超えて上昇し、3本の移動平均線(短期・中期・長期)がすべて上昇トレンドを示しています。MACDは実体線の動きに追随できていませんが、これはむしろダイバージェンス形成として好材料と捉えることができます。実体線が高値圏で安定して推移している点も、上昇トレンドの継続を示唆しています。

ドル円日足

ポンド円 - 慎重な買い戦略が有効

ポンド円は、ユーロ円と比較してより買いやすい展開となっています。実体線が長期移動平均線の上側でポジションを確保している点は好材料です。ただし、木曜日の長い上髭には警戒が必要です。

トレード戦略としては、損切り注文を近めに設定し、少しずつポジションを積み上げていく慎重なアプローチが推奨されます。良いポジションが構築できた際には、上値を狙っていく余地があります。

ポンド円

ユーロ円と豪ドル(オージー)円 - 明暗を分ける展開

ユーロ円は、木曜日に急騰を見せたものの、上値の重さが顕著です。長期移動平均線をようやく超えた程度の力強さしかなく、積極的な買いエントリーは現時点では推奨できません。

ポンド円 日足チャート

一方、オージー円は対円通貨の中で最も弱い展開を見せています。実態線が長期移動平均線の下側で推移を続けており、木曜日に陽線で戻しを試みるも力強さに欠ける状況です。現状では買いエントリーを控えるべき状況といえるでしょう。

豪ドル円日足チャート

対ドル通貨ペアの動向

ユーロドル、ポンドドルともに戻りの動きが鈍く、売りでのエントリーチャンスを探る展開となっています。3本の移動平均線が下向き推移を示し、MACDがゼロラインの下側でデッドクロスを形成している点は、当面の弱さを示唆しています。

ユーロドルチャート

ポンド米ドル

オージードルは最も弱い値動きを示しており、水曜日の陰線後、木・金と連続で弱い値動きとなっています。短期移動平均線にも届かない弱い戻りは、下落トレンドの継続を予想させます。

豪ドル米ドル

年末相場に向けての投資戦略

年末相場では、以下の点に特に注意を払う必要があります:

1. リスク管理の徹底
2. ポジションサイズの適正化
3. 明確な損切りラインの設定
4. 年明けを見据えた中長期戦略の構築

今後の相場では、トレンドフォローを基本戦略とし、順張りのポジションを心がけることが重要です。ただし、年末特有の流動性低下には十分な注意が必要です。

まとめ

当面は、ドル円を中心とした展開が続くと予想されます。相対的な強弱関係では、ドル円>ポンド円>ユーロ円>オージー円の順となっており、この順序を意識したトレード展開が有効でしょう。ファンダメンタルズ的にもドルの金利高止まりが継続すると見られ、ドル高基調は当面続く可能性が高いと考えられます。

投資家の皆様には、年末の相場環境を十分に認識した上で、慎重かつ戦略的なトレード展開をお勧めいたします。

原油価格予想

長期移動平均線が横ばいから上昇傾向に転換が買いの条件【明快!テクニカルレビュー】

基本的な見通し - 慎重な買い目線

原油相場については、前回の分析で示した買い目線を継続しつつも、より慎重な姿勢が必要な状況となっています。価格帯を下げての展開となっていますが、12月11日の陽線の実体部分は維持されており、また長期移動平均線も横ばいに転じ始めています。

エントリー条件

買いのエントリーには、以下の厳格な条件を設定することを推奨します:

1. 先週の水曜・木曜日に形成された上ヒゲを突破すること
2. 長期移動平均線が横ばいから上昇傾向に転換すること
3. 実体線が長期移動平均線の上側に位置すること

市場環境との比較分析

現在の市場環境では、以下の点に注意が必要です:

・S&P500は方向感に欠ける展開
・金相場も買いとも売りとも判断しづらい状況
・その中で原油は比較的ポジティブな動きを示している

リスク管理の重要性

年末相場という特殊な環境下では、上下の値動きが大きくなる可能性があり、十分なリスク管理が必要です。売り方向に動き出した場合は、速やかにポジションを手仕舞うことを推奨します。

まとめ

原油相場は条件付きながら買い目線で臨める状況にあります。ただし、年末相場特有の値動きには十分な注意が必要です。明確な条件を満たした場合にのみエントリーを検討し、適切なリスク管理の下で取引を行うことが重要です。

原油CFD日足チャート

大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「FX ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします!

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井上義教 氏
株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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