指値・ストップ注文のレート水準と数量がわかる「外為注文情報」から今後のポイントを探ります。
日銀会合後に円安進行でドル円は156円後半、オーダー集積はこれから
本日のアジア時間からロンドン時間にかけてのドル/円は上伸。日銀が利上げを見送ったことを契機にして、ドル円は155.438円まで買い進まれた。声明文では「経済・物価巡る不確実性は引き続き高い」「展望リポートの見通し期間後半には物価目標と概ね整合的な水準で推移する」などの見解が示されたが、早期の追加利上げを想起させるほどタカ派な文言は見られなかった。また、植田総裁も1月利上げに対する確度を高めるような発言が見られなかったことから、ドル/円は156.764円まで上昇幅を広げた。
現状のレベルの上側の157.000円、157.100円、157.200円に売りが並んでいるほか、156.950円にストップ買いが確認できる。一方、下側の156.400円にストップ売りが確認できる。新たな水準へ移ったため、近場のオーダーはまだ集まっていない。
※注文情報「米ドル/円」 1メモリ＝1,000,000通貨
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