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ドル円午前の為替予想、トランプ氏返り咲き!注目はFOMCに移る 2024/11/7

午前の為替予想は… トランプ氏返り咲き!注目はFOMCに移る

作成日時 :2024年11月7日7時20分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 研究員 中村勉

ドル円予想レンジ

153.500-156.000円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円は約2%上昇、一時7月30日以来となる154.70円前後まで上値を伸ばした。米大統領選の開票速報で序盤から共和党候補のトランプ氏が優勢との見方が強まると、米金利高、株高、ドル高のトランプ・トレードが進んだ。また、米議会選では上院で共和党が過半数議席を獲得、下院も共和党が優勢とあり、トリプル・レッドの可能性が高まっている。なお、米国株式市場の主要3指数であるNYダウ平均、S&P500種、ナスダック総合指数はそろって史上最高値を更新した。本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)が政策発表を行う。市場は25bp(0.25%ポイント)の利下げを完全に織り込んでおり、注目は12月以降の利下げペースについてになる。このところの米経済指標をみると、10月雇用統計こそ弱い結果となったが、これはハリケーンとストライキの影響によるものとの評価だ。一方で、消費は引き続き底堅く、インフレも米連邦準備制度理事会(FRB)が重視するコアCPIは3%台で高止まりしている。本日のFOMC後の定例記者会見でパウエルFRB議長が利下げペースの鈍化を想起させる発言をすれば、ドル円は156円台を試すことも考えられる。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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