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ドル円午前の為替予想、147円台の重さを米雇用統計で払拭できるか!? 2024/10/4

午前の為替予想は… 147円台の重さを米雇用統計で払拭できるか

作成日時 :2024年10月4日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

ドル円予想レンジ

145.500-148.000円

前日の振り返りとドル円予想

昨日のドル/円は一時147円台を回復。前日の石破首相の発言を受けた円売りが継続すると東京市場で147.24円前後まで上昇しておよそ1カ月半ぶりの高値を付けた。ただ、147円台では戻り売りが優勢だった。NY市場でも米9月ISM非製造業景況指数の上振れを受けて上値を試す場面があったが147.18円前後までにとどまった。終値は前日比0.3%高の146.95円前後だった。
本日は米9月雇用統計が最大の焦点となる。米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げペースのカギを握る労働市場の動向に市場の関心が集まっている。今月に入り発表された米国の雇用関連の経済指標は、JOLTS求人件数やADP全国雇用者数など概ね良好で、9月雇用統計が大崩れする可能性は低いことを示唆している。
なお、米金利先物が織り込む11月の50bp(0.50%ポイント)利下げの確率は、このところ低下傾向にあるものの依然として30%強(25bp利下げ確率70%弱)。9月雇用統計で米労働市場の底堅さが確認されればなおも低下余地があるとともに、ドルにもまだ上昇の余地があると見ている。

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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