このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha
今日のメキシコペソ円 テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)
1. 現在の市場状況:
- メキシコペソ/円が持ち直しの動きを強めている
2. テクニカル分析:
a) 移動平均線:
- 10日、20日、80日線とも下向きで弱気のパーフェクトオーダー状態
- 10日線の下落が緩やかになり、直近では支持線として機能
b) RSI:
- 30ラインを下から上抜け、反発の兆しを示す
c) チャート形状:
- 7.07円付近まで下落後、下ヒゲの陰線を形成
- その後、陽線で切り返し、3段調整を経て実体のある陽線が出現
d) フィボナッチリトレースメント:
- 現在、38.2%戻しの水準で値を抑えられている
3. 今後の見通し:
- 38.2%戻しの水準を突破できれば、20日線および8円台(50%戻し水準)を目指す可能性
- 突破できない場合、下落の可能性も
4. 注目ポイント:
- 今日明日の動きが重要
- 38.2%戻しの水準を終値ベースで突破できるか
5. 警戒すべきリスク:
- 中東リスク(イラン-イスラエル問題)
- 特に週末の動きに注意が必要
- 月曜日のオープン時に大きな値動きの可能性
6. 投資戦略の示唆:
- 8円台回復に向けた動きが見られれば、買い場や定期的な積立投資(ドルコスト平均法)の機会となる可能性
7. 重要な水準:
- 上値: 38.2%フィボナッチリトレースメント水準
- 目標: 8円台(50%フィボナッチリトレースメント水準付近)
現在、メキシコペソ/円は持ち直しの動きを見せており、テクニカル分析からも反発の兆しが見られます。ただし、中東リスクなどの地政学的要因に注意が必要です。38.2%フィボナッチリトレースメント水準の突破が、さらなる上昇のカギとなりそうです。投資家は、この水準の突破を確認しつつ、リスク要因にも十分注意を払う必要があります。
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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