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S&P500：最新の見通し
本日のS&P500は5,400ポイント台をキープできるかが注目されています。欧州市場では株式が全般的に下落しているなか、S&P500も下落傾向にあります。
1時間足のチャートを見ると、下ヒゲの長い足が形成されており、押し目買いのチャンスがありそうです。しかし、日足のチャートを見ると、直近のローソク足の形状が「宵の明星（天井を示唆）」の形状に近づいており、上値の重さが伺えます。
具体的な注目ポイントとしては、直近高値である5,350ポイント付近や、移動平均線が位置する5,200ポイント付近などが考えられます。トレンドフォロー的な買いが入る可能性があるため、これらの水準に注目していく必要があるとしています。
今日の注目イベントとしては、FRB関係者の講演がいくつか控えています。先般のFOMCでは年内利下げ回数の中央値が1回程度と修正されたことから、各講演での発言を受けた米金利動向次第では、S&P500にも影響を与える可能性があるでしょう。
結論として、現状のS&P500は上昇基調の途中にあるものの、一時的な調整局面に入っている可能性も否定できず、押し目買いのポイントに注目しつつ、FRB関係者の発言に留意しながら、S&P500の動きを見守る必要があると感じます。
S&P500 チャート分析①（日足）
S&P500 チャート分析②（4時間足）
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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