ドル/円、155円台で動意薄…FRB高官の利下げに対する発言がポイントに
東京市場のドル/円は、伸び悩む展開。序盤は実需のドル買い観測などから一時155.94円前後まで強含みました。午後には日本株高を意識した円売りが一服するも155円台後半での推移が続いています。
足元のドル/円は、155円台を中心とした値動きが続いています。そうした中で、今夜は特に注目のイベントが予定されておらず、方向感のない相場展開が想定されます。なお、市場は米連邦準備制度理事会(FRB)が年内に2回の利下げを実施すると予想しています。本日の海外時間には複数のFRB高官の講演が予定されているため、発言内容には注意しましょう。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、三角保ち合いを形成して値動きが細ってきています。10・20日線を下支えに底堅い値動きとなっていますが、半値戻し水準156.00円が上値抵抗となっています。どちらかを突破するまでは小幅な値動きが続く可能性がありそうです。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
5/20(月)
20:30 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
21:45 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
22:00 バーFRB副議長講演
22:00 ウォラーFRB理事講演
23:30 ジェファーソンFRB副議長講演
27:00 メスター米クリーブランド連銀総裁講演
5/21(火)
08:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ:ドル円、CFD銘柄の解説を月~木の20時ごろからライブ配信
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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