「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)
■ドル円の動向
- 日銀が国債オペの減額を通知したことで、一時的に急落したが、その後は持ち直している
- 日米の金利差から、基本的なドル高円安の方向性に変わりはない
- 現在は156円台を伺う展開が続いている
- 日足チャートでは6営業日連続で陽線を形成し、堅調な時価となっている
- RSIも上昇傾向にあり、ローソク足も堅調を示している
■今後の見通し
- 156円台が1つのキーポイントになりそうで、ここを突破できるかどうかが重要
- 今日はイベントがないため、155円台を中心としたレンジ推移が予想される
- 今週は明日から重要なイベントが連続して発表されるため、市場はそこに関心を集めている
- 特に5月15日のアメリカ4月消費者物価指数(CPI)が最も注目される
- 結果次第でドル円相場が大きく動く可能性がある
■テクニカル分析
- 移動平均線の10日線が20日線を下回っているが、RSIは上昇傾向にある
- 仮に反落した場合でも、155円付近に移動平均線が位置しているため、押し目買いのポイントになる可能性がある
■取引戦略
- 基本的には押し目買いの方針で良いと考えられる
- 156円台の上値は重いが、155円台から154円台までは底堅く、押し目買いが入りやすい
- 下げてきたところでは買い場になる可能性があるため、そこを注目しながらトレードのタイミングを測るのが良い
総じて、ドル円は堅調な時価を維持しているが、156円台を突破できるかどうかがポイントになる。今週は重要イベントを控えているため、その結果次第で大きく動く可能性がある。押し目買いを中心とした戦略が有効と考えられる。
『最新のドル/円相場を解説』
『19時30分からFXのライブ配信』
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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