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ドル/円152円突破は今夜!?指値注文もスタンバイで為替介入の準備も整った!【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

 

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2024年4月10日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

3月下旬以降、ドル/円が151円を割れたのは1日のみ、数時間程度と一瞬の間だったと言えるでしょう。151円台から全く動かなくなりました。
先日の米雇用統計は市場予想を上回る強い結果となりましたが、それでも152円を超えることなく推移しております。
そして今夜、米CPIです。
市場予想は前年同月比+3.4%と、直近実績よりも少し高い数字が出ています。またCPIコア(前年同月比)は+3.7%の予想です。
昨年6月のCPIは+3.0%ですが、この数字をボトムに、8ヶ月連続3%台で推移していることになります。よって今夜も3.0%超えとなれば、そろそろいい加減、FRBメンバーは見通しを訂正する必要が出てきそうです。
今回のCPIが3%以上且つ、さらに市場予想を上回る結果となれば、6月の利下げはほぼなくなるでしょう。(+3.5%以上など)
6月のFOMCは11-12日のため、CPIの結果は今晩含めて、後3回、見ることができます。
6月12日に5月CPIの結果を確認して、FOMCを迎えることになりますが、一度も2%台をつけることなく、FOMCを迎えるように思えます。足元は原油高も目立ってきており、完全にダメ押し材料となりそうです。12ヶ月連続3%以上での推移達成まで後少しでしょうか。

ドル/円、152円を今夜ついに抜けるか?

出所:TradingView

ドル/円日足分析から入ります。
冒頭で説明したように、すでにドル金利高止まり長期化の可能性は出ていると考えております。
日銀が追加利上げをほのめかす発言をしようとも、口先介入をしようとも、152円手前で固定相場のような値動きが3週間も続きました。
米CPIの結果次第では高値を抜けてくると思いますし、仮に市場予想通りだったとしても、金利差から来る高止まりがさらに長引くことになります。
筆者はドル/円のロングを3週間近く持ちっぱなしであるため、金利のプラス収益が徐々に伸びてきている状況です(50~55pips程度)。
レンジ相場が続けば続くほど、買い方が有利であり、売り方が不利な相場になりますので、抜けた時のインパクトもさらに大きなものとなるでしょう。
アセンディングトライアングル形状継続にて、買いトレード方針は堅持します。

ドル/円、為替介入が入った場合の準備も開始

出所:TradingView

また為替介入が入った場合を想定し、下値の目安として4時間足を使って予習しておきましょう。
前回、前々回と為替介入が入って数時間程度、円高で推移しました。
CPI発表直後に152円を突破すれば、おそらく3週間もレンジ相場で推移していた影響もあり153円かそれ以上まで上値を伸ばすと予想します。
介入が入ってくるならこのタイミングからでしょう。
過去の値動きを参考にすると、直近高値からだいたい5-6円の下落で切り返しました。
よって、買うとすれば147円程度をバックに147-149円の買い下がり戦略が良いかもしれません。
正直、出たとこ勝負です。いつもより、1ポジションサイズは1/3~1/4に抑え、3~4エントリーの分割にて、大きく値幅を取りにいく戦略が最もワークするのではないかと考えております。
筆者は買いポジションをホールドしつつも150円以下で買い指値注文をすでに並べて待機しています。
介入は突然やってきますが、当てることができると非常に大きな収益で返ってきます。
ダメ元で置き続けて注文訂正を繰り返しながら対応すると良い思いができるかもしれません。
個人的にはストップも置かない、または目一杯広げておくと良いと思っています。下手にロスカットされないようにするには、この方法しかありません。為替介入時限定のトレードなので、普段のトレードと混同しないようお願いいたします。

ドル/円とユーロ/円を同時保有で成績が良い!?

出所:TradingView

ユーロ/円もピックアップしておきます。
筆者はドル/円と同じく、ユーロ/円のロングポジションも同程度持っております。
今月に至っては、ドル/円よりも上昇率が良く、含み益が多いです。
今年の高値は165円35-40銭程度ですので、CPIの結果次第ではこの水準以上に上昇するかもしれません。
ドル/円は為替介入警戒感から停滞してしまっていますが、代わりにクロス円が堅調に推移しており、ユーロ高が目立っています。
イスラエルとイランの戦争リスクも高まってきており、リスクオフのユーロ買いも影響している状況でしょうか?
原油価格やゴールド価格も上昇傾向が強く、コモディティ高も目立ってきております。
本件もインフレ高止まり材料のため、やはりドルやユーロも引き続き通貨高で推移すると考えます。
このユーロ/円ですが、1時間足ベースで追加を狙っており、単純にトレンドラインから入っていこうと考えてます。
ドル/円の上値が抑えられているうちは、ユーロ/円が上昇しやすいので、両方保有しておくとどちらも金利が入り、含み益も増えていく状況ですので、スイングトレードがしやすいです。
永続的に続くわけではありませんが、ここ2-3週間はこのリズムで収益を上げやすかったのでご紹介しておきます。
今晩のCPI次第ではありますが、ドル/円はいずれ152円を突破する方向で考え、為替介入にも警戒した指値注文もスタンバイし、週後半戦略をまとめさせていただきます。ご参考まで。

 

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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