WTI原油価格(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:WTI原油)について、現在までの推移とこの先のポイントについて短時間で確認できるよう簡潔にまとめました。
WTI原油先物市場の値動きまとめ
ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI原油先物5月限は、前営業日比1.82ドル高の1バレル=83.17ドルと大幅に反発し、3日ぶりに上昇した。
原油相場は、安値圏では買いが優勢となり、取引終盤までほぼ一本調子で上昇した。グッドフライデー(聖金曜日)の休場を翌日に控え、ポジション調整目的の買いも入った。また、2023年10-12月期の米実質GDP確定値が上方修正され、景気の底堅さが示唆されたことも、エネルギー需要への懸念を和らげる材料となった。
さらに、OPECプラスが6月の閣僚級会合まで現行の減産方針を維持する可能性が高いとの報道を背景に、原油供給のタイト化が意識されたことも、相場の押し上げ要因となった。
時間外取引では、ロンドン市場で一時81.52ドルまで売られる場面があったものの、米国市場では需給ひっ迫の思惑が強まり、83.21ドルまで上昇した。その他、米エネルギー省が戦略石油備蓄用の原油買い入れを行ったことや、アナリストの需給見通しが強気になっていることも支援材料となった。
原油先物と連動性の高いガソリン先物4月限の急騰も、原油相場の追い風になったとみられる。
最新の原油CFD日足チャート(外為どっとコム「CFDネクスト」)
30分足チャート
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
WTI原油 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
日足チャート
日足チャートの10日移動平均線は緩やかな上向き、価格は終値ベースで移動平均線の上を推移している。相場の過熱感をはかるテクニカル分析のRSIは、基準である50%と買われ過ぎである70%の間を推移している。
WTI原油先物市場の上昇・下落要因
上昇要因
供給の減少:産油国による生産カット、地政学的緊張、自然災害などによる供給の減少。
需要の増加:経済成長に伴うエネルギー需要の増加。
地政学的リスク:産油地域での政治的不安定、紛争、制裁など。
通貨価値の変動:ドル安が進むと、ドル建ての原油が相対的に安価になり、需要が増加する。
市場の投機:投資家による将来の価格上昇への賭け、投機的な買い。
石油代替エネルギーへの移行の遅延:再生可能エネルギーへの移行が遅れると、中長期的に原油への依存が続く。
米シェールオイル産油量の減少:技術的な問題、資本の制約、あるいは環境規制などにより米国のシェールオイル産油量が減少する場合、全体の供給が減少し、原油価格を押し上げる可能性あり
下落要因
供給の増加:産油国による生産量の増加、新たな油田の開発。
需要の減少:経済の減速、代替エネルギーへの移行による石油製品需要の減少。
地政学的リスクの緩和:産油地域の政治的安定化。
通貨価値の変動:ドル高が進むと、ドル建ての原油が相対的に高価になり、需要が減少する。
市場の投機:将来の価格下落への賭け、投機的な売り。
技術革新:エネルギー効率の向上、代替エネルギー技術の進展による石油需要の減少。
シェールオイル産油量の増加:技術革新や投資増加により、米国シェールオイルの採掘が効率化され、産油量が増加した場合、全体の石油供給量が増え、原油価格を下押しする可能性があり
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