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ドル/円、34年ぶりの152円台が視野に…円安けん制も反応薄(NY市場の見通し)2024/3/22

 

ドル/円、34年ぶりの152円台が視野に…円安けん制も反応薄

東京市場のドル/円は、上値の重い展開。序盤に昨年高値151.91円前後が意識され151.80円台で伸び悩むと、その後は米長期金利の低下を背景に一時151.26円前後まで弱含みました。なお、9時台に鈴木財務相による円安けん制発言や植田日銀総裁による参院財政金融委員会での発言がありましたが、相場への影響は見られませんでした。

<鈴木財務相>
・為替相場の日々の動きにはコメント控える
・為替相場はファンダメンタルズ反映して安定的に推移すること重要
・政府としては高い緊張感をもって注視
・金融政策がどう影響しているかはコメント控える
・為替介入の可能性についても「コメント控える」

<植田日銀総裁>
・長期金利の形成は基本的に市場に任せる
・とりあえずは現在の政策変更が消化される様子をみる
・黒田前総裁下での大規模緩和、円高鎮め大幅な雇用増と企業収益の改善につながったと評価している
・足元の為替動向へのコメントは差し控える
・昨日の無担保コールレート翌日物の0.074%への上昇、利上げは利上げ

NY市場では米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長による講演が控えています。ただ、20日の記者会見と同様に市場が関心を寄せる利下げの開始時期については言及しない公算が大きいでしょう。また、ドル/円は2年連続の高値である151.90円台へ接近すると本邦当局による円買い介入への警戒感が高まりそうです。そうしたことから今夜も伸び悩む相場展開が考えられます。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、3本の移動平均線が上向きを維持しています。また、MACDが0ラインを回復しゴールデンクロスを形成していることから足元の上昇の勢いが強まっていると見れます。151.90-152.00円が強い上値抵抗として長らく意識されているだけに、突破した場合は上昇の勢いがさらに強まると想定されます。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

3/22(金)
19:00 ホルツマン・オーストリア中銀総裁講演
21:30 カナダ1月小売売上高
22:00☆パウエルFRB議長講演
22:00 ナーゲル独連銀総裁講演
25:15 バーFRB副議長
26:00 レーンECB専務理事講演
26:30 センテノ・ポルトガル中銀総裁講演
29:00 ボスティック米アトランタ連銀総裁講演
※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

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経済指標カレンダー

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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