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来週の為替予想(ポンド/円 ユーロ/円) 「ユーロが最弱となるか、ポンド/円は上を期待」ハロンズ FX 2024/3/17

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人
執筆日時 2024年3月15日 13時25分

ユーロが最弱となるか、ポンド/円は上を期待

3月11日週のユーロ/円、ポンド/円もピリッとしない展開

米ドル/円が148円台半ばへ戻す動きに、円主導でユーロ/円やポンド/円も下値を切り上げる局面はあったものの、さえないユーロ/米ドルやポンド/米ドルの動向が重しとなり、上値も限定されました。ユーロ/円は160.217円から161.948円、ポンド/円は187.965円から189.538円で振幅する格好になりました。(各レート水準は執筆時点のもの)

FXのライブ解説、これでもFXやります?FX初心者必見、これがFXです! (2024年3月14日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

ECB、米英との政策格差が重し

ECB高官からは6月利下げ開始を示唆する発言が相次ぎ、緩和時期は6月がコンセンサスとなりつつあります。金融政策の見通しに言及するかは分かりませんが、20日のラガルド総裁が金融政策について語るとするなら、恐らく他の高官らと同じような主旨の発言内容になるでしょう。英国や米国の緩和が6月以降にずれ込むとの見方が意識される中、ECBとの政策格差が意識されてユーロ売りが強まる危険はありそうです。ユーロ/米ドルが14日終値時点で1.08365ドルに位置する200日移動平均線を割り込めば、ユーロの下げ足が速まるかもしれません。

ユーロ/円は、2月26日高値(163.715円)と3月11日安値(160.217円)の下落幅の半値戻し(161.966円)付近で頭を抑えられ、視線が下向きに変わりつつあります。前回サポートされた、100日線(160.176円、14日終値時点)を割り込んでくれば、158.00円付近まで目線が下がりそうです。反対に上方向を目指すなら、先ほどの下落幅の61.8%戻しとなる162.378円の上抜けに成功できれば、2月26日高値の163.715円を目指す展開もあり得そうです。

【ユーロ/円チャート 日足】

EUR/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:EUR/JPY:158.000-164.000

ポンド/円、上方向にブレイク!?

英国では、英中銀が政策金利を発表します。前回会合では、今年のインフレ見通しを引き下げ、「追加利上げが必要となる可能性がある」との一節をガイダンスから削除し、利下げの扉を少し開きました。20日の消費者物価指数でインフレ鈍化が示されれば、英中銀の利下げ期待が強まり、ポンドの頭が重くなる可能性はあります。もっとも、平均賃金の伸びは未だ前年比6.1%と高いため、直ちにインフレ率が中銀の目標レンジ(2%-3%)に戻るとの見方も早計で、利下げまでにはもう少し距離がありそうです。利下げの確度が低いこともあり、ポンドは対米ドルでは足許のレンジプレイが中心となりそうです。

 ポンド/円は、テクニカル的には半信半疑ですが上目線です。ポンド/円のチャート形状はペナントと呼ばれるフォーメーションを形成しており、振幅を繰り返しながら何れ上方向にブレイクしていく期待を抱かせます。その点では、目先は押し目拾いで追随していく格好でしょうか。もっとも、188.20円付近を上昇する下値支持線を割り込めば、185.00円付近までの下げも見込まれるため、ポジションを反転させたいと考えます。

【ポンド/円チャート 日足】

GBP/JPY日足チャート
出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:GBP/JPY:185.000-193.000

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一言コメント

市場で日銀の存在感が増している一方、ECBや英中銀は影が薄くなっています。主要国最後のマイナス金利が撤廃されようとしているのですから、致し方ないですね。

 
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