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ドル/円、大きく反落の前兆!戦略転換で下落相場に乗り遅れるな!!【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

 

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2024年3月13日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

ドル/円は昨日のCPI、CPIコア、前年同月比ベースでは事前予想を上回るものの、60銭程度の上昇にとどまりました。その後、短時間で1円反落、1円上昇と乱高下に。
しかしながら、結局そこからじわじわと反落し、現在は、昨日のCPI発表前のレートである147.40-50円前後で推移しております。
筆者はしばらくドル/円は上昇目線で捉えておりましたが、今週から売りに転じています。理由として、日足がテクニカル的に大きく反落の前兆を示唆しているからです。本日は、この詳細についてお話ししたいと思います。

RCIが絶好の形状!ドル/円は大幅下落を示唆!

出所:TradingView

ドル/円日足チャートです。
いつも解説している通り、RCI52(橙)が+80ラインを割り込み始めております。またRCI26(水色)が0.00ラインを割り込みました。
この2つのラインがほぼ同タイミングに重要ポイントを割り込むとかなりトレンドが加速することが多いです。
まさに昨日のCPIの陽線が絶好の戻り売り場を提供したのみとなるかもしれません。
明日はPPIです。生産者側の物価指数はかなり減速傾向にありますから、逆に予想を下振れやすいのはこちらの数字でしょう。この1年、中国のPPIはしっかりと落ちてきました。米国は当然、中国から最も物資を購入しておりますので、生産者側の物価はまだまだ減速しやすいと考えます。
また、先日の雇用統計は悪化しました。雇用の悪化は直接実体経済の悪化ですから、経済成長率が鈍化すれば、必然的にCPIも減速します。
このように考えますと、CPIの結果よりも、雇用統計の結果を最重要視する必要があるでしょう。よって、ドル/円はCPIの結果は買い要素でしたが、売り方向で見ているわけです。
目先、チャートに記載した146円サポートラインが日足的に生命線になるでしょう。
このラインを割り込めば、145円、144円と、一気に売りが加速すると予想しております。
筆者はこの値動きに期待して、強気のドル/円ショートを積み増ししている最中です。

利下げ観測のスイスだが、リスクオフのスイス買いがそろそろ出てくる?

出所:TradingView

続いて、ドル/スイス日足チャートを掲載します。
こちらもドル/円RCI形状に似てきているのですが、数日前の形状です。
RCI26がミドルラインを今週後半にでも割り込みそうです。そしてRCI52も+80ラインを割り込みそうです。
まさにそろそろ下落トレンドが加速する形状を示唆しているわけです。
来週、3カ月に一度のスイス中銀による政策金利発表がありますが、一定期間、インフレ率が2.0%をしっかりと下回っていたスイスですから、利下げ観測が先月から台頭しておりました。
その影響で、先月はスイスフランが売られていたのですが、おおよそ織り込んだ可能性があります。3月に入ってからはドル/円同様に下落傾向にあります。
金も大きく上昇をしていることから、少し出遅れてスイスフラン買い相場がそろそろ始まる可能性があります。よって、ドル/スイスの売りトレードにも注目しておくと良いでしょう。
個人的には今日、明日中に売りトレードを開始しようと考えております。
およそ、0.88をバックにストップは0.89超えに設定し、0.85-0.86方向を見据えてスイングトレードを狙っていきたいイメージです。
米国経済の景気後退を意識し、しばらくドル売りトレンドが続くイメージが強くなってきました。久しぶりにドル/円の日足トレンド転換を意識し、ドル売りトレードに切り替えたいと思います。

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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