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ドル/円、RCIは下落調整を示唆?今週末の雇用が悪いと下落インパクトも「大」の可能性!【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

 

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2024年3月6日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

2月13日に150円を超えてきたドル/円ですが、来週でこの価格帯も1ヵ月が経過しようとしています。
2017-2019年ごろはよくあったのですが、何年振りだろうか?と考えてしまうぐらい本当に久しぶりの値動きです。
正確には最大1.6円のレンジ幅なのですが、体感では50-70銭程度でしょうか。
株や暗号資産が大きな変動を繰り返しているだけに、為替市場だけは少々退屈なマーケットとなっております。昨日の経済指標は、米PMIが良好な改定値を出したのですが、ISM非製造業景況指数が市場予想53.0に対し、52.6という結果になりました。これを受けて149.70円付近まで下押ししましたが、日足ベースでは少しやっかいな形状になってきております。

ドル/円、RCIは下落調整を示唆?

出所:TradingView

ドル/円日足です。
RCI26(水色)が+80ラインを割り込みはじめています。
このペースですと、あと3営業日もすればRCI52(橙)も+80ラインを割り込みそうで、そのタイミングでRCI26が0.00ライン付近まで下落していると、日足レベルでの調整相場スタートになります。
これだけはどうしても避けたいため、金曜日の米雇用統計はぜひ上方向に伸びてほしいところです。
1ヵ月以上、ドル/円ロングを継続しており、スワップ金利はだいぶプラスになっているのですが、今週後半より、踏ん張り期間に入りそうです。
もし仮に今夜、明日と上昇局面があり、150.50円付近まで上値を伸ばす機会があった場合、ポジションを解消する方向で考えています。
金曜日の雇用統計でもし悪い結果がでた場合、下方向への下落インパクトが大きなものとなる可能性があるからです。目先ターゲットは149円割れが狙われそうです。
サポートラインは148.80円となりますので、ここまで下押しする可能性を考慮してポジションコントロールしたほうが良いでしょう。

ポンド/ドル日足チャート分析

出所:TradingView

ポンド/ドル日足チャートです。
選択する通貨ペアがなく、消去法でポンドをピックアップしてみました。
イメージとしては上昇方向で考えております。
主要クロス円の中でも、右肩上がりになっていることに踏まえ、11月-1月は3ヵ月連続でCPIとCPIコアがほとんど横ばいであったことを材料視しました。
先進国の中で米国と同様に下げ止まり感があり、尚も高い水準でインフレ率が停滞気味なところがポイントです。
どちらかというと米国よりも深刻度が高いように感じます。
今月発表される2月CPIも前回同等レベルであれば、今後のMPC議事録に利上げ票が増えていく可能性があがっていくでしょう。また既にこの期待に乗ったエントリーが少しずつ入ってきているようにも思えます。
チャートは下降トレンドラインにタッチしており、次の押し目で拾えるかもしれません。
イメージとしては、1.2600ドル前半から中盤にかけての押し目買いを意識し、1時間足などでエントリータイミングを模索しようと思います。
ドル/円が調整形状になっていることから、1.27ドルを超えて目先高値の1.2800ドル方向に上昇する可能性もありそうです。雇用統計悪化の場合は、続伸するでしょう。
ドル/円ロングのヘッジ通貨ペアとして、ポンド/ドルのロングも増やして合成的にポンド/円のロングで対応しても面白いかな、と思いご紹介しました、ご参考まで。

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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