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メキシコペソ/円 月間為替予想「利下げの可能性を示唆…9円は長期のレジタンス」FXレポート 2024年3月

 

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メキシコの経済状況

【2月8日】CPI、前月比0.71→0.89%、予0.88%、前年比4.66→4.88%、予4.88%、
コアCPI、前月比0.44→0.4%、予0.37%、前年比5.09→4.76%、予4.72%
【2月21日】小売売上高前月比0.1→-0.9%、予0.2%、前年比2.7→-0.2%、予2.5%
【2月22日】GDP前期比1.1→0.1%、予0.1%、前年比3.3→2.5%、予2%
物価は野菜と果物が22%ほど上昇するなど農産物の物価上昇が、物価全体の押し上げの原因になりました。コア指数は12カ月連続で伸びが鈍化し2021年半ば以来の低水準になりました。
サービス業は前期比0.3%でしたが第1次産業が1%減少、製造業が0.1%減少となりました。

メキシコ中銀の金融政策

メキシコ中銀は2月8日の会合で政策金利を11.25%に据え置きました。据え置きは7会合連続でした。
声明文の中でフォワードガイダンスを変更しました。12月までは「しばらくの間現在の政策金利を維持する」との文言が削除されました。一方で「次回以降の会合では入手可能な情報次第で金利調整の可能性を検討する」との一文が入り、物価状況次第では利下げの可能性があることが示唆されました
ヒース副総裁は、次回以降の会合で金利調整の評価、検討する可能性があると述べました。

メキシコの政治状況

5日にロペスオブラドール大統領は憲法改正案を提出しました。改正案は6月の大統領選挙の議論の土台にもなり、司法、選挙制度、年金制度、環境規制といった幅広い分野をカバーしています。
内容としては上下院の議員定数削減、直接選挙による裁判官提出、政治運動と政党への支出削減など20項目に及びます。

メキシコペソの投資戦略

2月のドル/ペソ(24日まで)は16.9946~17.2856ペソのレンジで0.56%の下落となっています。17ペソ付近が短期的なサポートになっており狭いレンジが続いています。ペソはドルに対して上昇トレンドは続いており2016年以降のドル安・ペソ高は続いています。しかし16.625,16.784とダブルボトムなっておりメキシコ中銀の利下げが予想される中で、前回安値をブレークしてペソ高になるパワーもありません
引き続き16.80~17.40のレンジを予想します。
2月のメキシコペソ/円は8.489~8.828円のレンジで3.25%の上昇となりました。ペソ円はここまでの高値8.765円付近を上抜けした後はこのレベルがサポートになっています。ただリーマンショックの暴落前のサポートレベル9円付近は長期的なレジスタンスになっており、このレベルを上抜けできないと9円付近は天井圏になる可能性はあります。
短期的には8.76円付近がサポートとなり8.76~8.84円のレンジを予想しますが、8.84円付近を上抜けするようであれば9円を目指す動き、一方で8.76円を下抜けする場合は8.7円付近への下落を予想します。

メキシコペソ/円 週足チャート

メキシコペソ/円 週足チャート

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店頭FX(外国為替保証金取引)における新興国通貨取引のリスクについて
当社取扱通貨のうち、いわゆる新興国通貨に分類されるトルコリラ・南アフリカランドおよびメキシコペソ(MXN)はインターバンク(銀行間為替市場)における流動性が主要国通貨に比べ相対的に低く、経済指標発表のみならず金融政策変更やその他政治的要因、さらには地政学的リスク等の要因による突発的な相場急変動が起こりやすい環境下にございます。また、こうした急変動時には実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ大幅に拡大する傾向にあり、その場合には当社でもやむなく提示スプレッドを一時的に拡大することがございます。あわせて、相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更する場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。これら新興国通貨のお取引、およびこれらを対象とするキャンペーンへのご参加に際しては、以上につきあらかじめご留意のうえ、ポジション保有時、特に法人会員様の高レバレッジ取引における口座管理には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。以上の新興国通貨それぞれのリスク、および直近時点でのリスクレポートにつきましては、こちらのページをご参照願います。
新興国通貨が高金利である理由について
新興国に分類される国々は概して政治リスクや財政リスクが先進国よりも高く、したがってその経済的信用度は相対的に低い水準にあります。こうした条件下では海外投資家の資金を呼び寄せられず、経済発展の支障となるため、金利を上げたり税金を安くしたりすることで、信用度の低さを補いうる投資環境を構築しようとします。そのため新興国通貨は一般に先進国通貨よりも高金利となる傾向にありますが、前述したように各種リスクが高い水準にあることから、長期的には先進国通貨に比べて価値が下がる(=通貨が下落する)条件を備えているともいえます。
 
YEN蔵
株式会社ADVANCE代表取締役 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行で、20年以上にわたり、為替ディーラーとして活躍。現在は投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。ドル、ユーロなどメジャー通貨のみならず、アジア通貨をはじめとするエマージング通貨でのディーリングについても造詣が深い。また、海外のトレーダー、ファンド関係者との親交も深い。ブログ「YEN蔵のFX投資術」、メルマガ「YEN蔵の市場便り」で個人投資家に対して為替に関する情報を発信しており、人気を博している。
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