ドル/円、年初来高値150.88円を試すか…日経平均は再び史上最高値を更新
東京市場のドル/円は、小動きの展開。米長期金利が低下したことで150.29円前後まで下落しましたが、米長期金利の低下が一服した後には一時150.50円台へ持ち直すなど小幅なレンジ推移となりました。
●日経平均株価:39233.71円(+135.03円)
●TOPIX:2673.62ポイント(+12.91ポイント)
欧州市場では、米長期金利が持ち直す動きを見せたことでドル買い・円売りに傾くと150.60円台まで上値を切り上げました。
米金利先物市場では米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げが6月に開始との見方へ後退しています。そうした中で、足元のドル/円は150円台で底堅く推移しています。NY市場では米2年債・5年債入札が発表されます。ドル/円は、入札結果を受けた米長期金利動向に左右される可能性がありますので注目です。また、本日も史上最高値を更新した日経平均に続き、世界的な株価高の流れが続くかにも関心が寄せられます。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、10・20・80日移動平均線が上向きを維持しており強気のパーフェクトオーダーとなっています。RSIについても上向きで上昇バイアスがかかっている状態であることから上昇基調継続と見れます。年初来高値150.88円前後を上抜き昨年高値151.90円台を目指す展開となるか注目です。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
2/26(月)
20:00 ピル英MPC委員講演
24:00 米1月新築住宅販売件数
25:00☆ラガルドECB総裁講演
25:30 米2年債入札(630億ドル)
27:00 米5年債入札(640億ドル)
2/27(火)
08:30 日本1月消費者物価指数
※☆は特に注目の材料
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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