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ドル/円 今日の見通し「FOMCに注目集まる…また、米PPI発表後がトレードポイントになる可能性」2023/12/13

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

目次

 

今日のドル円 トレードシナリオ

テクニカル分析で環境認識

①日足:下落基調継続中・・・下落トレンドラインや10日移動平均線を上値抵抗に下落基調が継続しています。また、7月安値から11月高値への上昇幅に対する38.2%水準も意識されています。ただ、141円台から持ち直す中で、下ヒゲの長いローソク足が連続しており安値を切り上げています。特に144.00円~145.00円は下値支持ゾーンとして押し目買いが入りやすい水準とも見れます。つまり、上値が重いが底堅い状況となっています。上述の上値抵抗・下値支持のどちらかを突破すれば動きが活発化するかもしれません。

ドル/円 日足チャート

トレード方針:相場状況次第、FOMC後は買い場が来るか?

②相場展開の予想・・・今夜は米連邦公開市場委員会(FOMC)が注目されています。市場による来年中の利下げ織り込みは行き過ぎと見られており、是正される結果となればドルが買い戻される可能性があります。また、22時30分に発表される米11月生産者物価指数(PPI)の結果で相場が動いたとしてもFOMCに向けて調整が入りそうです。そこが戻り売りや押し目買いポイントになる可能性があります。

③トレードタイミング・・・現時点での戻り売りポイントは、146.00円、146.50円、147円付近。押し目買いポイントは145.00円付近、144円台後半と見ます。なお、FOMC後は乱高下する可能性もあるため様子見も一つの選択肢です。

ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)

ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/

注目経済指標・イベント

④ポイント解説・・・今夜のFOMCです。政策金利は5.25-5.50%に据え置かれる公算で、焦点は政策金利見通し(ドットチャート)となりそうです。市場は2024年中に100bp(1.00%ポイント=0.25%×4回)以上の利下げを織り込んでいます。そのため、FOMCメンバーによる政策金利見通しとのズレが相場を動かす要因となるでしょう。また、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見にも注目です。

12/13(水)
17:00 南ア11月消費者物価指数
19:00 ユーロ圏10月鉱工業生産
20:00 南ア10月小売売上高
22:30☆米11月生産者物価指数
28:00☆FOMC政策金利
28:00☆FOMC経済・金利見通し
28:30☆パウエルFRB議長記者会見

12/14(木)
06:45 NZ7-9月期GDP
09:30☆豪11月新規雇用者数
09:30☆豪11月失業率
※☆は特に注目の材料

17時からFXライブ配信(月曜~木曜日)

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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