「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:円高基調は継続・・・高値・安値を切り下げ、MACDが0ライン下を推移していることなどから円高基調は継続していると見れます。7月安値から11月高値への上昇幅の38.2%押し水準を下値支持に147円台へ反発しましたが、147円台の上値は重いように見受けられます。仮に同支持線を下抜けた場合は145円台への下落も考えられます。
ドル/円 日足チャート
トレード方針:戻り売り方針
②相場展開の予想・・・短期的な下落基調に変化はありません。そのため戻り売り優位の相場展開が想定されます。また、直近安値146.22円を下抜けると145円台へ差し込む可能性もあります。
③トレードタイミング・・・戻り売りポイントは、146.80円‐147.00円や146.50円付近が戻り高値となった場合は売り場となる可能性があります。また、146円を割り込んだとしても一時的で、すぐに反発する可能性があります。下落トレンド継続と見る際は、明確に145円台へ到達したか確認するようにしましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ 今夜は米11月ISM非製造業景況指数が発表されます。市場予想は52.3と3カ月ぶりに前回(51.8)から小幅に上昇すると見られています。また、同時刻に発表される米10月JOLTS求人件数にも注目が集まっています。双方の結果次第では、ドル/円相場が乱高下する可能性もあるため注意しましょう。
12/5(火)
17:50 仏11月サービス業PMI・改定値
17:55 独11月サービス業PMI・改定値
18:00 ユーロ圏11月サービス業PMI・改定値
18:00 ユーロ圏1年・3年先消費者インフレ予想
18:30 英11月サービス業PMI・改定値
18:30 南ア7-9月期GDP
19:00 ユーロ圏10月生産者物価指数
23:45 米11月サービス業PMI・改定値
24:00☆米10月JOLTS求人件数
24:00☆米11月ISM非製造業景況指数
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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