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来週の為替予想(米ドル/円)「米ドル円の調整下げは終了か?米インフレ・景気指標は150円回復に寄与するか」ハロンズ FX 2023/11/25

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執筆:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

執筆日時 2023年11月24日 16時40分

米ドル円の調整下げは終了か 米インフレ・景気指標でこの先の相場を占う

11月20日週のドル/円は2カ月ぶり安値を更新するも急速に持ち直す

前週のドル安の流れを引き継いだ上に、米感謝祭休暇を前にした円買戻しの動きが強まったことから、20日に149円台を割り込んで下落。21日には148円台も割り込み、9月14日以来の安値となる147.15円前後まで下値を拡大しました。ただ、その後は米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録などを受け、一転してドル買い・円売りへと流れが転換。148円台を回復して終えると、翌22日には米新規失業保険申請件数の減少もあって149.75円前後まで切り返しました。ただ、日米が揃って祝日となった23日や米国がブラックフライデーでほぼ休日の24日は148~149円台で方向感を欠く値動きとなっています。(レート水準は24日東京市場終了時点のもの)

市場は米国のインフレと景気の動向を注視

米国のインフレ鈍化と景気減速を示す経済指標がこのところ散見されています。引き続きそれらがドルの重しとなりそうな一方で、米感謝祭休暇を前に見られた円買戻しの動きはすでに収束した模様で、円も再び軟化しそうな気配です。仮にドル安と円安が交錯することになれば、クロス円が上昇しやすくなる一方、ドル/円は方向感を欠く動きが続くことになるかもしれません。

そうした中で、来週注目したいのは30日の米10月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)1日の米11月ISM製造業景況指数です。PCEデフレーターは米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ目標として注目する重要統計で、ISM製造業景況指数は米国景気の先行きを示唆する景気先行指標として市場の注目を集めています。米国のインフレと景気に関する重要統計が立て続けに発表されるとあって、ドルの値動きに大きく影響する可能性があるでしょう。他方で、24日に発表された日本10月消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことから、日銀が早期に金融緩和の修正に動くとの観測がやや後退しています。来週も円が売られやすい流れは続くと見られるだけに、ドル/円にとっては米ドルの動きがカギとなりそうです。

米ドル/円、一目雲上限の攻防が焦点に(チャート分析)

ドル/円は21日に描いた「下ヒゲ陽線」がひとまずの底入れを示唆すると、翌22日には「大陽線」が出現。20日に割り込んだ日足一目均衡表の雲上限を再び上抜きました。来週後半には149円台へとせり上がってくる雲の上限を下値支持にできるかが150円台の回復に向けた焦点となるでしょう。一方、雲の上限を割り込み再び雲の中に押し戻されるようなら、目先的に148円台を中心とするもみ合いに落ち着きそうです。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」

11/27 週のイベント:

11/27(月)米10月新築住宅販売件数
11/28(火)米11月消費者信頼感指数
11/28(火)グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
11/28(火)ウォラーFRB理事講演
11/29(水)米7-9月期GDP・改定値
11/29(水)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
11/29(水)OECD経済見通し
11/30(木)米新規失業保険申請件数
11/30(木)米10月PCEデフレーター
12/01(金)米11月ISM製造業景況指数
12/01(金)グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
12/01(金)パウエルFRB議長講演

一言コメント

早いもので、11月は来週で終わりです。今年も残すところあと1カ月。12月中旬以降は海外勢がこぞってクリスマス休暇に入ると見られることから、今年の為替市場はあと数週間で実質的に終わりということになります。来年がより良い年になるように、年内の残りの日々を悔いなく過ごしたいですね。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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