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ドル/円、円高調整は一時的…150円越えると円安トレンド再開か?【来週の米ドル/円予想】 FX 2023/11/24

目次

▼最新のドル円相場は…一時147円台へ反落も円高調整は一服
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認…下ヒゲ陰線形成で上昇再開?150円台へ回復できるかが焦点
▼ターニングポイント…円安トレンド再開?週明けの動向が重要
▼来週のイベント

💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):X(Twitter)
https://twitter.com/gaitamesk_ueha

最新のドル円相場は…一時147円台へ反落も円高調整は一服

今週のドル/円は、一時147円台へ反落するも円高調整が一服すると149円台後半へ持ち直す展開。序盤は、米連邦準備制度理事会(FRB)による利上げ終了観測や利下げ転換への思惑からドル売りが先行しました。また、週後半の米感謝祭休暇に向けた持ち高調整により円買戻しが入ると9月14日ぶりの147.15円前後まで下値を拡大しました。その後は、公表された米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録に利下げへの言及がなかった事をキッカケにドルが買い戻されると、22日にはミシガン大消費者信頼感指数の1年先期待インフレ率が前回(4.4%)から4.5%に跳ねたことでドル/円は149.75円前後まで反発しました。

ドル円相場をテクニカル分析で確認…下ヒゲ陰線形成で上昇再開?150円台へ回復できるかが焦点

ドル/円の週足チャートを見ると、13・26・52週移動平均線が上向きを維持していることから上昇基調は継続していると見れます。RSIが買われすぎ水準である70ラインを割り込み売りバイアスが強まる場面もありましたが、13週線を下値支持に反発すると下ヒゲ陰線が形成され底堅さを示すことになりました。安値を切り上げて151.90円台を上値抵抗にアセンディングトライアングルを形成していますので、33年ぶりの152円台に乗せることができると更なる上値を試す可能性があります。まずは、150円台を回復できるかに注目しましょう。また、上昇トレンドラインを下抜けるまでは基調に変化はなさそうです。

ターニングポイント…円安トレンド再開?週明けの動向が重要

ドル/円の日足チャートを見ると、80日移動平均線を下値支持に反発すると転換を示唆する下ヒゲ陽線(ピンバー)が形成されました。翌日も上昇して陽線となったことで底堅さが見受けられます。その後は、日本が勤労感謝の日で祝日だったことや米感謝祭休暇があり動意薄の展開でしたが、再び150円を突破する動きを見せるようだと年初来高値151.91円を試す展開も考えられます。そのため、週明け月曜日の動きは重要となるため注目しましょう。トレードで重要なことは、トレード出来る環境を持っておくことです。今が買い場と判断してもトレード環境が整っていなければチャンスを逃してしまいます。チャンスは自ら捕まえに行くものと意識して、思い立ったらすぐに注文が出せるように、準備を行っておきましょう。

来週の重要イベント

11/28◎豪10月小売売上高
11/28◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
11/28◎ウォラーFRB理事講演
11/29☆豪10月消費者物価指数
11/29☆RBNZ政策金利
11/29☆独11月消費者物価指数・速報値
11/29☆ベイリーBOE総裁講演
11/29◎米7-9月期GDP・改定値
11/29◎米地区連銀経済報告(ベージュブック)
11/30☆中国11月製造業PMI
11/30☆中国11月非製造業PMI
11/30◎独11月雇用統計
11/30☆ユーロ圏11月消費者物価指数・速報値
11/30◎ユーロ圏10月失業率
11/30☆カナダ7-9月期GDP
11/30☆米新規失業保険申請件数
11/30☆米10月PCEデフレーター
12/1☆中国11月財新製造業PMI
12/1◎カナダ11月雇用統計
12/1☆米11月ISM製造業景況指数
12/1◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
12/1☆パウエルFRB議長講演
☆特に重要 ◎重要 ※カレンダーにないイベントも掲載することがあります

外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。

月~木曜日 Eveningライブ(17時から)で海外市場での注目ポイントを解説

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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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