「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①週足:陽線で切り返す・・・2週間前に上ヒゲ陰線が出現しましたが、切り返して151.60円台へと上伸しています。13・26・52週線が上向きを維持しつつ、乖離幅も収縮していないためトレンドの強さは継続しています。目先の年初来高値(151.71円前後)や昨年高値(151.94円前後)を突破できるかが焦点となります。突破すれば153円を視野に入れた展開となりそうです。
ドル/円 週足チャート
トレード方針:買い取引
②相場展開の予想・・・上昇トレンドが続いていますので買い目線は継続です。明日に米10月消費者物価指数(CPI)の発表を控えて年初来高値や昨年高値付近が上値抵抗として伸び悩むことも考えられます。ただ、いずれも突破するようだと青空天井で上値模索の展開となる可能性もあります。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、150.20円-150.40円、150.80円付近と見ます。また、引き続き152円突破後に同高値を下値支持に反発の局面があれば買い場になる可能性もあります。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ 市場では、明日の米10月消費者物価指数(CPI)に関心が向いています。また、年初来高値(151.71円前後)や昨年の33年ぶりの高値(151.94円前後)が上値抵抗として意識されていることから高値圏でもみ合う可能性があります。ただ、高値を突破する動きを見せた場合は、152円台への続伸期待と日本政府・日銀による円買い介入への警戒から神経質な展開となりそうです。
11/13(月)
16:00 トルコ9月経常収支
17:15 デギンドスECB副総裁講演
20:55 ブリーデンBOE副総裁講演
22:50 クックFRB理事講演
25:05 マン英MPC委員講演
28:00 米10月財政収支
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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