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豪ドル/円 今日の見通し「中国経済のデフレ懸念が豪ドルの重石」2023/11/9

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・NY原油先物市場は続落。米石油協会(API)が発表した週間統計で原油在庫が大幅に積み増されていたことなどが材料視された。終値は前営業日比-2.04ドルの1バレル=75.33ドル(11月8日)。

・11月7日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%へ0.25%の利上げを実施した。

・10月25日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+5.4%となり、前四半期(+6.0%)から鈍化した。豪9月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+5.6%(前月+5.2%)だった。

・10月19日発表の豪9月雇用統計は、雇用者数が市場予想(2.00万人増)を大きく下回る0.67万人の増加だった。失業率は3.6%へ低下、労働参加率は66.7%へ低下した。

今日のメインシナリオは

中国経済のデフレ懸念が豪ドルの重石

本日は中国の10月消費者信頼感指数(CPI)と10月生産者物価指数(PPI)が発表される。中国のCPIは7月に前年比-0.3%を記録したあとは2カ月連続でほぼ横ばい状態(8月+0.1%、9月±0.0%)だ。本日発表される10月分の市場予想は-0.1%となっている。市場予想通りマイナスとなれば、中国経済の回復力の弱さが改めて意識されることになりそうだ。
また、同時に発表される中国10月PPIは前年比-2.7%予想となっている。中国のPPIは6月に-5.4%を記録して以降は下落ペースが鈍化を示していた。仮に9月の-2.5%を下回る結果となれば、「デフレ圧力が依然として強い」との見方に繋がりそうだ。中国経済への回復期待の低下は同国と交易関係の強い豪ドルにとってネガティブ材料となりそうだ。

この先の個別相場変動

■中国10月CPIが市場予想を下回る
⇒中国経済に対するデフレ懸念が強まる
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは売られる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

中国10月CPI、PPI
米長期金利動向
パウエルFRB議長講演

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。3時に豪ドル/円と豪ドル/米ドルのRSIで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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