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ドル/円、151円を再び試すか!?米長期金利の動向に注目(NY市場の見通し)2023/11/7

ドル/円、151円を再び試すか!?米長期金利の動向に注目

東京市場のドル/円は、小じっかりの展開。豪中銀(RBA)の利上げを受けて豪ドルに手仕舞い売りが入ったことでドルが買われると、円に対してもドル買いが優勢となり一時150.31円前後まで強含みました。

欧州市場に入ると、米長期金利が上昇したことでドル買いが強まると150.49円前後まで上値を拡大しています。

足元のドル/円は、20日移動平均線を下値支持に150円台へ持ち直しています。本日も新たな手掛かりとなる材料は出にくいと見られていますが、引き続き米長期金利の動向には注目しておきましょう。なお、本日のNY市場では米3年債入札が予定されています。そのほか、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演が予定されています。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、10・20・80日移動平均線が上向きで上昇基調に変化がなく、RSIは50ラインから反発しており、足元の上昇圧力が強いことが分かります。そうした中で、心理的節目と意識されていた150円を明確に突破しました。150.50円前後が上値抵抗となっていますが、上抜くようだと151円を視野に入れた展開となる可能性があります。一方で反落しても149円台では押し目買いが入りやすく底堅い値動きとなりそうです。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

11/7(火)
21:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
22:00 グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
22:30 カナダ9月貿易収支
22:30 米9月貿易収支
23:15 バーFRB副議長講演
24:00☆ウォラーFRB理事講演
26:00☆ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
27:00☆米3年債入札(480億ドル)
27:25 ローガン米ダラス連銀総裁講演
28:30 ナーゲル独連銀総裁講演
29:00 米9月消費者信用残高
※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

RBAは6月会合以来の追加利上げを決定

11月7日12時30分に豪中銀(RBA)が金融政策を発表しました。政策金利は25bp(0.25%ポイント)引き上げて4.35%とし、声明では「さらなる金融引き締めの必要性、データとリスク評価の動向次第」などとしました。直後は豪ドル買いで反応しましたが、市場予想通りの結果だったことから豪ドルに手仕舞い売りが入ると、豪ドル/円は96.50円台まで弱含む展開となりました。12月RBA理事会での追加利上げの可能性を探るうえで11月10日に公表されるRBA金融政策報告に注目が集まりそうです。

豪ドル円 15分足チャート

 

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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