「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:149円台が底堅い・・・10・20・80日移動平均線が上向きで上昇基調に変化がなく、RSIは50ラインから反発していることから足元の上昇圧力が強いことが分かります。そうした中で、心理的節目と意識されていた150円を明確に突破しました。150.50円前後が上値抵抗となっていますが、上抜くようだと151円を視野に入れた展開となりそうです。一方で反落しても149円台では押し目買いが入りやすく底堅い値動きとなりそうです。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:買い取引
②相場展開の予想・・・149円台で下げ止まり、反発する中で150円を突破したことから上昇目線は継続であり、買い目線で考えて行きたいです。
③トレードタイミング・・・押し目買いポイントは、150.00円‐150.20円の下値支持ゾーンと見ます。また、150.50円を明確に突破した際に買い場を見極めていきましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
④ポイント解説・・・ 足元のドル/円は、20日移動平均線を下値支持に150円台へ持ち直しています。本日も新たな手掛かりとなる材料は出にくいと見られていますが、引き続き米長期金利の動向には注目しておきましょう。なお、本日のNY市場では米3年債入札が予定されています。そのほか、複数の米連邦準備制度理事会(FRB)高官の講演が予定されています。
11/7(火)
19:00 ユーロ圏9月生産者物価指数
21:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
22:00 グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
22:30 カナダ9月貿易収支
22:30 米9月貿易収支
23:15 バーFRB副議長講演
24:00☆ウォラーFRB理事講演
26:00☆ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁講演
27:00☆米3年債入札(480億ドル)
27:25 ローガン米ダラス連銀総裁講演
28:30 ナーゲル独連銀総裁講演
29:00 米9月消費者信用残高
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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