執筆日時:2023年10月10日17時00分
執筆者 :株式会社外為どっとコム総合研究所 小野 直人
※チャート:ドル/円-15分足 外為どっとコム「ネオチャート」
11月FOMC利上げに半歩前進、米NFPは予想大幅に上振れ
10月6日、米労働省が発表した9月の非農業部門雇用者数(NFP)は33.6万人増と、市場予想(17.0万人増)を上回る伸びを示しました。伸びの幅は過去8カ月で最大です。卸売業・小売業・ヘルスケアが好調だったほか、トラック運送がリバウンドしたことが全体をけん引したようです。また、失業率は3.8%へ悪化した一方、時間給は前月比で0.2%の伸びに留まりました。雇用統計の結果を受けて、市場では年内追加利上げに向け、労働市場と経済が十分な強さを維持しているのではとの認識が広がりました。
148.95円付近だった米ドル/円は、NFPの上振れを受けて149.523円まで上昇しました。その後は、利食い売りに頭を抑えられ149.05円付近まで調整したものの、同水準では買い戻しが入り底堅さを維持しました。米長期金利は、米金融引き締めの長期化観測から、一時4.885%前後と2007年以来の高水準を付けたほか、売りが先行したダウ平均株価は後半買い戻され、288.01ドル高の33407.58ドルで取引を終えました。
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米雇用統計の予想と戦略(先行記事へのリンク)
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