
今晩の取引では追加利上げ観測の後退見通しが引き続き株式相場の支援となることが期待されるものの、中東の地政学リスクやそれを背景とした原油高によるインフレ高進懸念が上値の圧迫要因となりそうだ。金融政策の見通しを巡っては、今晩もFRB高官の発言が多数予定されており、引き続き要注目となる。
今晩の米経済指標は9月NFIB中小企業楽観度指数、8月卸売在庫など。要人発言は、ウォラーFRB理事、ボスティック米アトランタ連銀総裁、カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁など。企業決算は寄り前にペプシコが発表予定。(執筆:10月10日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ