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ユーロ/円 先週後半のV字型の戻りを評価せざるを得ない・・・

今週の注目通貨ペアはこれだ!


■  ユーロ/円 先週後半のV字型の戻りを評価せざるを得ない・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、火曜日に安値を付ける展開でした。火曜日の陰線で8月以降の取引レンジを下に抜け、大きく下押ししたことから上昇への流れが断ち切られたかに見えましたが、水曜日以降の連続陽線の出現で先週末は158円台に乗せての越週となっています。ここまでの戻りは想定外の人が多かったと思いますので、逆に信頼性が高いと考える必要があるように思います。
移動平均線は、長期が上昇を続ける一方で短期・中期の下落が目立ちます。短期の移動平均線が中期・長期の移動平均線の下側に潜り込み、短期・長期の移動平均線がデッドクロスを形成しています。これだけを見るとチャートはあまり良くなさそうですが、先週金曜日の陽線で実体線は3本の移動平均線を再び上に抜けてきていますね。
今週は、気持ち買い先行スタンスで臨むべきではないでしょうか。先週火曜日の陰線の出現は買い方にとってややショッキングな出来事でしたが、水曜日以降の戻りを見ると逆に下落リスクが払拭されたと考える必要があるように思います。MACDも若干ですが反発傾向を見せていますし、先週金曜日の鮮明な戻りを見せつけられると、先週火曜日の下落ショックは一旦打ち消されたものと考える必要がありそうですね。


その他 通貨ペア分析


■ ドル/円 気持ち上値の重さが目立ち始めたか・・・ 
先週は、火曜日に高値・安値の両方を付ける展開でした。週初は堅調な動きを見せていましたが火曜日に週間の高値を付けた後に急落、ただし長い下ヒゲを伴って戻しました。ところが、水曜日から週末にかけて、その下ヒゲを攻める展開、そして金曜日は一転、陽線が出現して高く引けています。何とも上下ともに荒っぽい動きの中、頭に血の上ったトレーダーが大きな損を出している展開ではないでしょうか。
今週は、売り買いどちらという観点で言うと、買い先行で攻めざるを得ないと思います。先週火曜日の下落もV字型に切り返していますし、週末も陽線で戻して高く引けている点は売り方にとってまだまだ安心できる状況からはほど遠いと言えるでしょう。ただ、MACDはデッドクロスの後に下落を継続していて、やや買い方向のエネルギーの減退が見られる点は注意が必要かもしれませんね。

■ ポンド/円 上値の重さはかなり払拭されたかも・・・ 
先週は、火曜日に安値を付け、金曜日に高値を付ける展開でした。先々週の動きで 実体線が長期の移動平均線を超えることができなかったことから先週は下値不安が台頭、特に火曜日の下押しで一気に178円割れ寸前まで下押ししましたが、水曜日以降は一気に戻して182円台の後半での越週となっています。何と、金曜日に週間の高値を付ける展開ということで、売り方も買い戻しを余儀なくさせられている状況がチャートからも見て取れます。
今週は、少し買い先行スタンスで見てみたい感じがしています。実体線が長期の移動平均線の下側に位置しているだけに本来は買いスタンスを取りにくいところではありますが、やはり先週金曜日の陽線の出現により、終値ベースで直近の戻り高値を超えてきている点を考慮すると、単純に売りスタンスを取るわけにはいかないと思います。MACDも反発傾向を強めていて、売り方の買い戻しが先行する展開を予想します。

■ オージー/円 戻したのは戻したのだが・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、火曜日に安値を付ける展開でした。他の対円の通貨ペアと同様、火曜日の陰線の出現がチャートに色濃く残る展開となっています。ただ、水曜日以降の3本の連続陽線の出現にもかかわらず実体線の戻り度合いはそれほど大きくありません。先々週の金曜日に形成した上ヒゲと先週月曜日の陰線の影響もあり、下値からの戻りを小さく見せる形になってしまっています。
今週は、少し様子を見てみたい感じがします。先週の実体線の動きを見ても、上から下に実体線が3本の移動平均線を突っ切り、後半に実体線が3本の移動平均線を上回ってくるという荒っぽい流れが続いています。しかも、実体線の居場所は直近の取引価格帯で考えるとほぼニュートラルゾーンに位置していて、ことさらに強弱を感じさせるような印象をチャートから受けることはできません。

■ ユーロ/ドル 下値不安はかなり払拭されたかも・・・ 
先週は、火曜日に安値を付け、金曜日に高値を付ける展開でした。月曜日の陰線で 先々週の安値を下回り、下値不安がもたげましたが、水曜日以降の3連続陽線の出現で一気に買い方の不安を吹き飛ばす展開となっています。特に金曜日は一度下値を試す展開を見せ、木曜日の安値を下回ったところから戻して高く引けていて、売り方の逃げ遅れ組が残っている状況がチャートからも見て取れます。
今週は、少し様子を見てみたい感じがしています。先週後半の戻りを評価するのであれば目先は買い先行スタンスを取ってもよいのではないかと思われますが、これまでの長期的な趨勢を考えると、どうしても戻れば戻っただけ戻り売り圧力が高まるのではないかと考えられるからです。先週金曜日の下ヒゲ陽線に敬意を表しつつ、目先の買いポジションを取るかどうかを慎重に検討する・・・そんな地合いという判断が妥当だと思います。

今週のチャートリーディング ~相場の強さ~

 

※例:「 ドル < 円 」ドル安、円高。 「<」が多いほどトレンドが強い。
情報提供元:(株)チャートリーディング
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