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ドル/円、149円を視野に入れた展開…FOMC、日銀会合終えてもドル高・円安基調は継続!【来週の米ドル/円予想】 FX 2023/9/22

目次

▼最新のドル円相場は…FOMC・日銀会合を通過しドル高、円安基調を維持
▼ドル円相場をテクニカル分析で確認…強気のパーフェクトオーダー、149円を視野に入れた展開となるか
▼ターニングポイント…FOMC、日銀会合を受けドル高・円安基調は継続
▼来週のイベント

💬宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい):X(Twitter)
https://twitter.com/gaitamesk_ueha

最新のドル円相場は…FOMC・日銀会合を通過しドル高、円安基調を維持

今週のドル/円は、年初来高値(148.45円前後)を更新。9月20日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では予想通り政策金利を5.25-5.50%に据え置きました。注目が集まった政策金利見通しは2023年末の予想FF金利を前回と同じ5.625%とし年内あと1回の利上げを示唆。2024年末は5.125%と前回の4.625%から引き上げるとの見通しを示しました。これを受けて米長期金利が上昇する中でドル買いが強まると一時148.45円前後まで上伸し年初来高値を更新しました。その後は週末の日銀会合への警戒感から円高に振れるも22日に日銀が金融政策の現状維持を決定したことが伝わると円売りが加速。また、植田日銀総裁の定例記者会見でマイナス金利解除などについて具体的に言及しなかったことから円安が進み148円台へ持ち直す動きとなりました。

ドル円相場をテクニカル分析で確認…強気のパーフェクトオーダー、149円を視野に入れた展開となるか

ドル/円の週足チャートを見ると13・26・52週移動平均線が上向きを維持しており、強気のパーフェクトオーダー(移動平均線が上から短中長期の順)を形成しています。また、RSIについても70ライン付近に張り付いていることから上昇基調が継続していると見れます。8週連続で高値を切り上げる流れの中で148円を突破してきました。148円台で越週すれば上値模索の展開は続くと見ています。上値メドはチャネル上限の150.50円台ですが、その前に149.00円、150.00円を試す動きとなるかに注目です。一方で下値については、先週の安値近辺である146.00円前後が下値支持になると見ています。明確に下抜けた場合は144円台へ差し込む可能性も考えておきたいです。

ターニングポイント…FOMC、日銀会合を受けドル高・円安基調は継続

FOMCではタカ派的な据え置きとなりドル高、日銀が金融政策の現状維持を決定したことに加えて植田日銀総裁はマイナス金利解除について具体的に言及しなかったことから円安に振れています。つまり、ドル高・円安基調は継続すると見ておりドル/円は底堅く上値模索の展開となる可能性があります。来週は、引き続き上昇基調の中で買い場を探り判断していくことが優位あるトレードにつながるかもしれません。今週のドル円は年初来高値を更新しました。つまり、結果的には今年に入ってから、どこでドル/円の買いポジションを持っても、利益になったと、いうことです。タイミングをはかっているうちに時間だけが過ぎていくということは良くあることです。トレードで重要なことは、トレード出来る環境を持っておくことです。今が買い場と判断してもトレード環境が整っていなければチャンスを逃してしまいます。チャンスは自ら捕まえに行くものと意識して、思い立ったらすぐに注文が出せるように、準備を行っておきましょう。

来週の重要イベント

9/25☆植田日銀総裁講演
9/25☆独9月IFO企業景況感指数
9/25◎カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演
9/26◎米8月新築住宅販売件数
9/26◎米9月消費者信頼感指数
9/27☆日銀金融政策決定会合議事録
9/27☆豪8月消費者物価指数
9/27◎米8月耐久財受注
9/28◎豪8月小売売上高
9/28☆独9月消費者物価指数・速報値
9/28◎米4-6月期GDP・確定値
9/28☆米新規失業保険申請件数
9/28◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
9/29◎英4‐6月期GDP・改定値
9/29◎独9月雇用統計
9/29☆ユーロ圏9月消費者物価指数
9/29☆ラガルドECB総裁講演
9/29☆米8月PCEデフレーター
9/29◎ウィリアムズ米NY連銀総裁講演
9/30☆中国製造業PMI
9/30☆中国非製造業PMI
10/1☆中国9月財新製造業PMI
10/1☆中国9月財新サービス業PMI
☆特に重要 ◎重要
※☆は特に注目の材料

外為どっとコム総合研究所の研究員、宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)が、FX初心者の方にも分かりやすいよう、予想の値動きを示し、FX為替予想を行います。

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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