「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:上昇基調継続・・・10・20・80日移動平均線が上向きでRSIが70ライン近辺で推移していることから上昇基調は継続と見れます。上値抵抗と意識されていた148.00円を突破したことから一段高が期待されます。
②4時間足:148円で底固め?・・・148円台を突破し年初来高値を更新しています。この後、調整が入った場合に148円台を保った状態で反発するかにも注目したいです。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
③相場展開の予想・・・148円を突破したことで上値模索の展開となりそうです。そうした中で買い目線で考えたいところですが、今夜は米連邦公開市場委員会(FOMC)が控えています。徐々に動意に欠ける展開となることも考えられますので注意しましょう。
④トレードタイミング・・・以下の60分足を見た際の押し目買いポイントは147.90-148.00円程度と見ます。それ以上、下落した場合は148.00円前後が上値抵抗となり伸び悩む可能性もあるため相場の力強さを見極めて取引していきましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
⑤ポイント解説・・・今夜は、FOMCに注目が集まります。今回は政策金利を5.25-5.50%に据え置く公算が大きく、この点については波乱はなさそうです。ただ、市場では四半期に一度公表される金利見通し(ドットチャート)に関心が寄せられています。ドットチャートで23年末、24年末時点の金利予測値が前回6月時点(5.625%、4.625%)から修正されるかが焦点です。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見にも注目しましょう。
9/20(水)
20:00 南ア7月小売売上高
21:30 エルダーソンECB専務理事講演
23:30 EIA週間原油在庫統計
27:00☆FOMC政策金利
27:00☆FOMC経済・金利見通し
27:30☆パウエルFRB議長定例記者会見
※☆は特に注目の材料
動画で注目ポイントを解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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