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豪ドル/円 今日の見通し「豪ドル高になる?中国人民銀行の動きに注意!」2023/9/15

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

・9月14日発表の豪8月雇用統計は、雇用者数が市場予想(2.50万人増)を大きく上回る6.49万人の増加だった。失業率は3.7%で前月から変わらなかったが、労働参加率が67.0%まで上昇し過去最高を記録した。

・NY原油先物市場は反発。中国人民銀行が預金準備率の0.25%引き下げを発表したことによる同国の景気回復期待が原油の買い材料となった。終値は前営業日比+1.64ドルの1バレル=90.16ドルとなり、約10カ月振りの高値を記録した(9月14日)。

・9月5日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.10%で据え置きとなった。

・7月26日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+6.0%となり、前四半期(+7.0%)から鈍化した。8月30日に発表された豪7月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+4.9%(前月+5.4%)だった。

今日のメインシナリオは

豪ドル高になる?中国人民銀行の動きに注意!

本日は、中国人民銀行(人民銀)が1年物の中期貸出制度(MLF:Medium-Term Lending Facility)金利を発表する。MLFは人民銀が市中銀行に短期資金を供給する際に適用される金利で、人民銀は8月に0.15%の利下げを実施している。市場は本日人民銀がMLF金利を2.50%で据え置くと予想している。昨日、人民銀は預金準備率(銀行が預金の中から人民銀に預け入れる必要のある金額の比率)を0.25%引き下げた。この預金準備率引き下げを受けて、中国の景気回復期待が高まったことが昨日豪ドル相場を支えた一因だ。本日人民銀が中国経済の下支えを狙いMLFの更なる引き下げを行った場合は中国と交易関係の強い豪ドルにとっても下支え要因となりそうだ。

この先の個別相場変動

■中国人民銀行がMLFを引き下げる
⇒中国景気下支えされるとの見方が強まる
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは買われる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

中国人民銀行1年物MLF金利
世界的な株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。6時に豪ドル/米ドルの移動平均で売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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