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最新動画は【外為マーケットビュー】で公開しています。
動画配信期間:2023/9/8~2023/9/22
外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。
目次
0:00 ドル円振り返り・見通し
0:52 ユーロドル振り返り・見通し
1:25 ドル円は基本的に強気だが…
2:02 ユーロ円振り返り・見通し
3:23 足元の注目イベント
5:39 おしらせ
要約
昨日のマーケットは基本的にもみ合い局面でした。東京市場で147.87円という最高値をつけましたが、その後ずっと利食い売りに押されて下落したのですが、それでも147円を割り込まないという展開になっております。147円が昨日、昨日とサポートされたために、割り込むともう少し下げ余地が出てくるんだとは思います。しかし、ここが堅い間はレンジを形成しつつも、どこかでピュッと上がる可能性もなきにしもあらずという感じかなと思います。
ドル円は介入警戒感のある中、ちょっと頭が重くなっている感じではありますが、ユーロドルを見てみましょう。1.1275ドルの高値からダウントレンドに入ってるということだと思います。直近で2回ほど下値をサポートしていたラインを割り込んできましたので、次の目標は1.05ドル前後になるのが自然だとは思います。
ドルは全体的に強くなるだろうとは思いながらも、ドル円は基本的に強気だと思っているのですが、ドル円・クロス円ともに下からのカウントがちょうど5波動終わってるような感じに見えなくもない。ただ、最後の5波動目のところは、エクステンションもあり得るので、ここで天井と決めつけるのも危険かなと思います。
ユーロ円で最高値を更新してきましたが、上昇ウェッジのような形になっておりますので、ここで天井形成したとしても全く不思議ではないかなと思っております。ポイントは157円ちょうどあたり。ここがサポートされてますが、下に抜けると思っています。下に抜けたらもうちょっと行くという感じでしょうか。
また、ここのところもみ合いですが、高値159.76円から157.05円までの下げは結構早かったですね。で捕まった人でも多いのかもしれないですね。この159円76選と157円、この半値はこの158円、ここは何度か止められております。この159.76円前後と157.05円前後の半値は158.40円前後、ここは何度か止められております。そうなると、ダウントレンドに入ったということで、もうちょっと下まで望めるんじゃないかなと思っております。
来週の予定ですが、重要なものだけ見ていきます。2つ重要なものがあります。
まず、アメリカのCPIに注目したいと思います。注目すべきところは、対前月比でもしかしたらちょっと上がってくるかもしれないんですよね。これ、ちょっと厄介ですかね。コアの方は安定しております。年率も、ちょっと上がってきたらややこしいことになるなと思っております。
次にECB理事会があります。これが今月最も重要なイベントになりうるのではないかと思っております。ずっと利上げ目線で来てたのに、ここで「政策変更なしとなる確率が高いです。本当にここで利上げしなかったら、多分ユーロが崩れてくるんじゃないかなと思っています。
FOMCはほぼ予想通りになると思うんですけども、そのあとに日銀会合があります。
昨年の介入第1発が入ったのは、日銀政策決定会合の後でした。相変わらずの金融緩和路線を続ける黒田さんの会見が終わると、ドル円が145円を超えてバーッと買われたんですね。145.80-90円まで上がったところで一発目の介入が入ったんですね。最終的には140円台前半まで押し込まれました。ただ、まだすぐには介入はないんじゃないかなと思っております。というのは、まだ十分なロングができていないということなので、介入すれば落ちますけど、買い場を提供するだけでマーケットは強気になりますので、ロングがもっと貯まってからじゃないと難しいのかなと思います。その意味では、155円ぐらいになっちゃうかなと勝手に推測しております。
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
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