読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

ドル/円、介入警戒感も断続的な上昇は続く!?【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2023年9月6日15時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

先週の米8月雇用統計発表直後に1ドル=144.50円を割り込む場面もありましたが、わずか3営業日で3円以上の上昇です。

目次

▼極めて難易度の高い相場!介入警戒感も原油高でインフレ再燃?
▼サウジアラビアが自主減産を12月まで延長!?
▼スイス/円もいずれも高値更新か?

極めて難易度の高い相場!介入警戒感も原油高でインフレ再燃?

出所:TradingView

ドル/円4時間足チャートですが、拡大三角形となっており、ダイヤモンドフォーメーション形成中でしょうか?押し目買いの水準に悩みます。
フィボナッチリトリースメント的には32.2%押しがサポートラインに重なっているため、エントリーしやすそうですが、半値押しの146円手前からのエントリーも捨てきれません。今週後半はこの水準に押し目があれば、反発の機会を狙ったエントリーが増えそうにも思えます。
財務省からの口先介入は本日も入りましたが、ほとんどマーケットは反応を示しませんでした。円が特に弱々しい値動きをしておりますが、やはり各国との金利差が徐々にジャブが効いているように思えます。
またポイントとしては、原油高も大きな要因としてあげられるのではないでしょうか。

サウジアラビアが自主減産を12月まで延長!?

出所:TradingView

原油価格が続伸しており、現在86ドルと年初来高値を更新中です。
理由としては、昨晩、サウジアラビアは日量100万バレルの自主減産を延長することを発表しました。
市場予想では1ヶ月程度が予想されておりましたが、予想よりも2ヶ月長いということは驚きです。これを受けて原油価格は上昇しました。
昨年の価格と変わりがほぼなくなってきており、秋以降もこれより高い価格で推移するものならば、CPIは前年同月比レベルで確実に上昇してくるでしょう。
つまり、利下げがさらに先延ばしになる可能性が高く、高金利時代が続くことになります。
これが最近の日本円の弱さを露呈しているのではないでしょうか。
景気が悪い物価上昇ほど怖い経済はありません。
さらに他の先進国との金利差、長期金利コントロールといった矛盾した政策が日本経済を大きく追い詰めようとしているように感じます。つまり、ドル/円のキャリートレードは介入警戒があるものの、月日と共に金利差で埋められてしまうので、昨年以上に強さはないでしょう。
現在、1万通貨70pips以上の含み益が1ヶ月でもたらされることを考えると、今年ポジションを取ったドル/円は大きな含み益を抱えており、ロスカットする必要すらなくなってくるためです。やはり断続的な上昇が続くように感じます。

スイス/円もいずれも高値更新か?

出所:TradingView

続いて、スイス/円4時間足チャートです。
こちらもリスクオフ対応通貨兼、金利がつきますので、非常に安牌な通貨です。164円をバックに買いトレードで問題なさそうです。
しばらくレンジ相場と思われますが、サポートラインに近づいたタイミングで買い、上げたところで売りと回転トレードを狙った売買が良さそうです。
リセッション入りとなれば、再び買われやすい通貨であり、中長期的にも出番が多い通貨です。
やはりこちらもしばらく継続して買いポジションを持っておきたい通貨ペアの一つです。ドル/円同様に買い戦略を継続で考えております。

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。