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上昇トレンド継続でドル/円は152円を目指す!?【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2023年8月30日15時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

逆イールドカーブになって1年以上が経過しておりますが、今年の3月以降、金利は上昇トレンド継続中です。

目次

▼金利は上昇トレンド押し目なのか?
▼ドル/円のターゲットは152円手前
▼ドル/円152円を目指して緩やかに上昇

金利は上昇トレンド押し目なのか?

出所:TradingView

20年と30年の乖離は常に一定幅見られ、同じく5年と10年の乖離も一定幅の乖離が発生している状況が続いております。
この現象を逆イールドといいますが、リセッション入り前には必ずと言っていいほどこの現象が起こります。(歴史的にみても5−15年に一度のスパンで発生しており、珍しい現象でもあります)
しかしながら、すでに発生してから1年半近くが経過しています。
米経済にやや陰りが見えつつあるものの、それでも経済指標はどれもしっかりとしています。いつ大きな悪材料が投下されてマーケット全体が崩れるかはわかりませんが、それまでは緩やかな金利上昇が続くと考えております。
この上昇トレンドは3月以降継続しており、昨年10月の高値付近まで上昇し、さらにそれを越えようとしているところです。
ドル買いのピークは直近の動きを見ていると、5年債が20年債を上回るタイミングで今年は2回発生しており、次のドル買いピークの目安として、この指標をウォッチしておくと良いでしょう。

ドル/円のターゲットは152円手前

出所:TradingView

ドル/円月足チャートです。
年初を安値に月足は上昇トレンド継続中です。
目線は先週と変わらず、緩やかな上昇トレンドを描きつつ、キャリートレード相場が続くと考えております。
昨日はJOLTSが882.7万件と予想外に悪化していたため、ドル/円が急落しましたが、本日はその流れを今のところ引き継ぐことなく、じわりと上昇をしております。
そもそも米国は失業率が3.5%という市場最低レベルです。失業率が上昇している最中での求人件数が下がることには問題ですが、現状のような失業率環境ではそこまで意識するようなレベルではないと考えます。

ドル/円152円を目指して緩やかに上昇

出所:TradingView

エクステンションを引いた結果151.50円付近に2.618%が存在します。
昨年の高値を意識した展開とピッタリ重なりやすそうなので、この付近までは年内試すのではないかと考えております。
今月はエバーグランデ問題(中国恒大集団)と非常に大きなリスクオフ材料が投下されましたが、それでも市場は大きく崩れることなく安定しています。
といいますか、日本円が買われずにスイスフランが安定的に買われていますので、やはり日本円は無視したほうが良いと考えます。
リスクオフでも新興国通貨やオセアニア通貨は対ドルで弱くなりますように、日本円もオセアニア通貨レベルの通貨価値として見直したほうがよさそうです。
よって、金利差で断続的な円売りがどうしても発生しますので、このような高値圏でも緩やかな上昇トレンドになっていると個人的には解釈しております。
本日は中期的な話になりましたが、ドル/円は152円方向を目指して緩やかに上昇していくイメージでトレードして参ります。
ところどころの利食いタイミングは、冒頭で記載しました通り、5年債が20年債利回りを追い越した頃を目安だと考えております。

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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