「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足：十字線出現・・・昨日は145.86円前後まで上伸し年初来高値を更新しました。145円台を維持しつつ10・20・80日移動平均線が上向きとなっていることから上昇基調は継続と見ます。ただし、昨日のローソク足が十字線となったことから上値が重い可能性も考えられます。本日、反落となれば145.86円前後の高値が上値抵抗と意識されやすくなりそうです。
②4時間足：20本移動平均線が支持に？・・・20本・80本移動平均線が上向きを維持していますが10本移動平均線は下向いてきました。20本移動平均線を支持に反発し上値を試す展開となれるかに注目です。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針：押し目買い方針
③相場展開の予想・・・環境認識から上昇基調が継続していますので買い場を探していきたいです。なお、以下の図2を見ると前日高値145.80円台に多くの売り指値が待機しており伸び悩む可能性もあります。
④トレードタイミング・・・以下の60分足チャートを見た際の押し目買いポイントとしては、144.80-145.00円、145.20円程度と見ます。また、本日高値145.60円台や前日高値145.80円台を上抜けた後に同水準が押し目ポイントになる可能性もあります。
ドル/円 60分足 ネオチャート（図1）
ドル/円 5分足 高機能チャート 外為注文情報追加（図2）
https://www.gaitame.com/markets/chart/advanced/
注目経済指標・イベント
⑤ポイント解説・・・今夜は米連邦公開市場委員会（FOMC）議事録に注目です。議事録の内容から追加利上げや金融引き締めの長期化観測が高まるようだとドル買いで反応する可能性があります。
8/16（水）
18:00 ユーロ圏4-6月期GDP・改定値
18:00 ユーロ圏6月鉱工業生産
20:00 南ア6月小売売上高
21:15 カナダ7月住宅着工件数
21:30 カナダ6月卸売売上高
21:30 米7月住宅着工件数
21:30 米7月建設許可件数
22:15 米7月鉱工業生産
22:15 米7月設備稼働率
27:00☆FOMC議事録
8/17（木）
07:45 NZ4-6月期生産者物価指数
08:50 日本7月貿易統計
10:30☆豪7月新規雇用者数
10:30☆豪7月失業率
※☆は特に注目の材料
動画で注目ポイントを解説
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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