FXトレードは総合格闘技！？プロが大事にすること・無視すること
動画配信期間
2023/8/1
動画内コメント書き起こし
銀行ディーラーはどのような業務をしつつ収益を上げているのか
いろんなパターンがあるんですけれども、お客様にレートを提供するというのが1つの重要な仕事ですので、売値と買値を両方提供しながらポジションを管理するっていうのが重要な銀行のディーラーの仕事。あと、もう1個はポジションを取ってドルは上がると思うからドルを持つとかドルは下がると思うから売るというその2つですね。ただメインはどっちですかっていうと前者。
（カバーするのかもしくはディーリング専門とかそれぞれの業務を分けて進められているのでしょうか？）
基本的にはリスク管理のほうを若手だったり中堅くらいまでの人たちで見て、相場感が醸成されてきた年長者の方やディーラーで生き残ってきた方が大きめのポジションを取るっていうのが多い。僕がいたところはわりとみんなでばらばらにやってたイメージ。ちょっとその辺も銀行のカラーとか出るんですよね。ポジションを取るのにとある銀行では何で取ったかみたいなきちんと報告書を出してやらないといけないようなところがあったりします。一方で僕が所属していたところだったりすると、会議とかはもちろんあるんですけどわりと野武士的な感じでした。
（やっぱりディーリングでしっかり収益を上げる方もいれば収益の波がある方もいらっしゃる？）
基本的にカバー業務と呼ばれる買値と売値を提示していただいたフローをリスクコントロールすること。これはプラス前提でマイナスになるっていうのは失格となるわけです。皆さんもしかしたら誤解されてるかもしれないですけど、毎年きちんとプラスを残せるっていう意味では、金融機関の中でも2割に満たないと僕は思っています。
テレビなどで解説しているからといってその人が即ち相場で勝っているという訳ではない
トレードで勝つっていうのはいろんな要素が必要。リスク管理能力も必要だし、私の場合は相場を見通すっていうところはわりと自分の長所だと思ってるんですけど、それだけでもやっぱり勝てない。勝ちやすいんですけど勝てないところもある。きちんとオペレーションの技術ですとかリスク管理技術とかいろいろあるんですけど、総合格闘技みたいなものです。
テレビで解説されている有名な方々いらっしゃいますし、その方々の言っていることを参考にするというところがいいと思います。更に付け加えると、ファンドは本当に会社として運営してますので外部から監査入れて第三者機関もやっています。なので収益公開でもない限り、SNSとかで「俺○○○円勝ったよ！」みたいなあれは全く効力のある実績にならない。だからあの人達は何で勝ってて僕は負けてるんだろうというふうにあんまり思い込まずに、自分はどうやったらレベルがアップできるのかっていう方法を考えていた方が良いと思います。自分が1週間通してプラスで終われればそれでいいわけで、あんまり周りのことは意識しすぎない。
目次
0:00 オープニング
0:15 プロの定義とは？どんなことをしているのか？
2:39 周りを意識しすぎないことが大事
4:44 【PR】 特別キャンペーン
概要
元大手邦銀ディーラーとして様々な経験をしてきた戸田裕大氏と外為どっとコム総研の宇栄原研究員が「負けないFXトレーダーを育てる」をコンセプトにFXトレードの実力アップに役立つ情報をお伝えします。
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株式会社トレジャリー・パートナーズ 代表取締役
戸田裕大氏2007年、中央大学法学部卒業後、三井住友銀行へ入行。10年間外国為替業務を担当する中で、ボードディーラーとして数十億ドル/日の取引を執行すると共に、 日本と中国にて計750社の為替リスク管理に対する支援を実施。2019年9月CEIBS（China Europe International Business School）にて経営学修士を取得。現在は法人向けにトレジャリー業務(為替・金利・資金)に関するサービスを提供するかたわら、為替相場講演会に多数、登壇している。著書に『米中金融戦争─香港情勢と通貨覇権争いの行方』(扶桑社/ 2020 年)『ウクライナ侵攻後の世界経済─インフレと金融マーケットの行方』(扶桑社/ 2022 年)。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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