ポンド/円今日の見通し「17:30 英7月PMI発表！結果次第でBOEの利上げ期待が変化？」FXトレード戦略　2023/7/24

読む前にチェック！
最新FX為替情報

CFD銘柄を追加！

チャートを表示する

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中！

今日のポンドトレードシナリオ

ここまでの相場

本日17:30 英7月サービス業PMI、7月製造業PMI発表！
・7月3日と5日に英6月製造業購買担当者景気指数（PMI）と6月サービス業PMIの改定値がそれぞれ発表された。結果はそれぞれ、46.5、53.7となり、製造業は速報値（46.2）から上方修正、サービス業は速報値から変化なしだった。

・7月19日に発表された英6月消費者物価指数（CPI）は前年比+7.9%と市場予想（+8.2%）を下回り、前月（+8.7%）から大きく低下した。また、CPIコアは+6.9%となり前月から低下した。

・7月13日に発表された英5月月次国内総生産（GDP、前月比）は-0.1%になり前回（+0.2%）を下回った。5月12日に発表された英1-3月期GDP（速報値）は前期比+0.1%と前期から小幅の成長となった。

・7月12日に発表された英3-5月失業率（ILO方式）は4.0%と前回と予想（ともに3.8%）から悪化。賃金上昇率（3カ月平均、前年比）は+6.9％と前月（+6.7%）から上昇した。

・6月22日の会合でイングランド中銀（BOE）は0.50％の利上げを実施し、政策金利を5.00%とした。金融政策委員会（MPC）メンバーの9人中7人が0.50%の利上げを支持、2名は据え置きを支持した。

今日のメインシナリオ

17:30 英7月PMI発表！結果次第でBOEの利上げ期待が変化？

本日は英7月サービス業PMIと7月製造業PMIが発表される。まずはサービス業PMIの結果に注目したい。最新の英国のサービス部門のインフレ率は前年比+7.2%で依然として高水準だ。7月製造業PMIが低下を示すことで、英国のサービスインフレ鈍化期待が膨らめば、市場が予測するBOEの利上げ回数が減ることになるだろう。
他方で、製造業PMIは昨年の8月以来好不況の境目となる50.0を下回った状態が続いている。7月分の市場予想は46.0と前月の46.5から更に低下となっている。市場予想に反して前月から改善を示せば、製造業の回復期待に繋がりポンドを下支えする要因となりそうだ。

個別の想定シナリオ

■英7月サービス業PMIが予想よりも悪化している
⇒英国のサービスインフレ鈍化期待が膨らむ
⇒BOEの利上げ回数が減るとの見方が強まる
⇒ポンドは売られる

チャート分析

注目材料

英7月サービス業PMI / 7月製造業PMI

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は雨、ポンド/米ドルは晴れ。14時にポンド/円のRSIで買いシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
※また、高機能チャート（パソコン版）/（スマホ版）では「取引分析」を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です（「外為注文情報」）。
※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

経済指標カレンダーはコチラ