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ドル/円、142円が視野に…日銀の緩和維持観測報道で円安加速(NY市場の見通し)

ドル/円、142円が視野に…日銀の緩和維持観測報道で円安加速

東京市場のドル/円は、底堅い展開。日本6月消費者物価指数(CPI)の結果を受けて円がいくぶん買われる場面もありましたが139.70円台で下げ渋ると、午後には米長期金利の持ち直しにつれて140.32円前後まで小反発しました。

欧州市場に入ると、一部通信社が関係筋の話として「日銀は現時点でイールドカーブ・コントロール(YCC)修正の必要性は乏しいと見ている」と報じられると来週28日の日銀政策決定会合での政策修正観測が後退すると円売りが加速。一時141.95円前後まで上値を拡大しました。

今夜は、ドル/円に直接影響のある経済イベントが控えておりません。そのため、足元の円安に対するNY勢の反応に注目が集まります。
ドル/円は6月高値から7月安値の下げ幅の半値戻しにあたる141.15円前後を突破し142円を目指す展開となっています。20日移動平均線に上値を抑えられていますが、上抜けるともう一段高となる可能性も考えられますので注目しておきましょう。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

21:30 カナダ5月小売売上高

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今日の注目トピック

来週は、中銀ウィークとなっています。26日米連邦公開市場委員会(FOMC)、27日欧州中銀(ECB)政策金利、28日に日銀政策決定会合が控えています。FOMCとECBでは25bp(0.25%ポイント)利上げが確実視されています。注目されるのは次回会合以降に追加利上げがあるかどうかです。追加利上げが示唆されると米ドル、ユーロ買いが強まるでしょう。そうした中で、日銀は大規模金融緩和の現状維持を決定するとの思惑が高まっています。海外中銀との金融政策に対するスタンスの違いが改めて際立つようだと円売りが加速することも考えられます。来週は注目イベントが盛りだくさんとなっていますので為替市場は忙しい1週間となりそうです。

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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