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ドル/円:下値リスクが高い状態。139.50超えの越週か140.00超えで終えれば底打ち、反転の動きへ。



 

ドル/円:下値リスクが高い状態。139.50超えの越週か140.00超えで終えれば底打ち、反転の動きへ。

直近の日足は値幅のやや大きい陽線で続落を食い止めている。この足の下ヒゲがやや長く、下値トライにも失敗した形となったことから、週初は上値余地を探る動きが先行すると見られるが、3手前の大陰線が短期トレンドに変化を生じさせており、調整下げの範囲内から下抜けた状態にある。この日足の上値抵抗が139.80-90にあることから、140.00超えで終えるまでは下値リスクにより警戒する必要がある。また138円を再び割り込んで終えた場合は下げ幅を拡大する動きに要注意。逆に140.00超えで終えれば短期トレンドが“ドルやや強気”に変化して、上値トライの動きが強まり易くなる。この場合でも142.00超えから厚くなる上値抵抗にぶつかる可能性にも注意する必要がある。日足の上値抵抗は139.00-10,139.40-50,139.80-90,142.00-10に、下値抵抗は138.00-10,137.20-30,136.00-10,135.00-10にある。21日移動平均線は142.48に位置しており、上値を抑え込んだ状態にあるが、120日、200日線は136.27と137.09に位置しており、中期トレンドをサポート中。 一方週足を見ると、大陰線の出現となりこの足が3月に付けた129.64を基点として下値を切り上げて来た流れから下抜けた位置で越週している。1週間で6円もの下落を見ており、大きな下げエネルギーを吐き出したと見られるが、このサポートラインが今週は139.60-70に位置しており、これを上抜けて越週するまでは下値リスクが後退せず、続落の可能性により警戒する必要がある。今週の週足ベースで見た上値抵抗は139.60-70,140.80-90,142.00-10に、下値抵抗は137.70-80,136.20-30,135.00-10,134.20-30にある。134円も割り込んで越週した場合は中期トレンドの変化に要注意。逆に139.80超えで越週すれば、短期トレンドが変化して上値トライの動きが強まり易くなる。この場合でも144.50超えで越週しない限り、上値余地も拡がり難い。31週、62週移動平均線は135.33と136.70に位置しており中期トレンドは“ドル強気”の流れを変えていない。 今週の戦略は、ドル買いは短期トレンドの変化を確認するまで様子見か、137.80-90まで引き付けて軽く試し買い程度に。損切りは137.20で一旦撤退。ドル売りは139.20-30で戻り売り。損切りは浅い場合で139.80,深い場合は140.10で撤退。 上値は、139.00-10,139.40-50,139.80-90に強い抵抗があるが、全てクリアして140.00超えで終えれば、7/14に付けた137.25で底打ちした可能性が高くなり、上値トライの動きが強まり易くなる。上値抵抗は140.20-30,140.50-60,140.90-00,141.30-40,141.40-50,141.70-80,142.00-10。下値は、138.50-60に軽い抵抗が、138.30-40,138.00-10,137.80-90,137.40-50,137.20-30にやや強い抵抗が出来ているが、全て下抜けた場合は137.00-10,136.50-60,136.20-30,136.00-10,135.50-60,135.00-10にある強い抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きへ。可能性が低いと見るが、134円を割り込んで越週するか、日足が133.50以下で終えた場合は、中期トレンドが変化して128~130円方向への新たな下落リスクに注意が必要となる。

ドル/円【日足】期間:2022/11/10~2023/07/14(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2020/05/29~2023/07/14(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:調整下げ終了の可能性が点灯中。156.20超えで終えれば下値リスクが後退、158.00超えで終えれば一段の上昇へ。逆に、153.50以下で終えた場合は短期トレンドが“弱気”に変化。

日足は2手連続陽線引けとなり、上値余地を探る動きに繋げている。上値を切り下げる流れから上抜けきれていないが、下値を切り上げる流れにも変化なく、3手前の小陰線で調整下げが終了した可能性が点灯している。日足の上値抵抗が156.00-10にあるがこれを実体ベースでしっかり上抜けて終えれば、調整下げ終了の可能性が高くなり、上値トライの動きが強まり易くなる。さらに158.00超えで終えれば“強気”に変化して一段のユーロ上昇へ。逆に日足ベースで見た強い下値抵抗が、154.10-20,153.60-70にあるが、全て切り崩して153.50以下で終えた場合は、短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して、ユーロの下落幅拡大に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は156.00-10,156.60-70,157.00-10,157.90-00に、下値抵抗は155.00-10,154.60-70,154.10-20,153.60-70にある。21日移動平均線は146.22に位置しており、これを上抜けきれておらず、下値リスクを残した状態にあるが、120日、200日線は147.63と145.92に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れを変えていない。 一方、直近の週足を見ると、実体が小さく十文字の寄せ線に近い形の陰線引けとなった。この陰線の下ヒゲが非常に長く、下値トライに大きく失敗した形となったことから、この反動で週初は上値トライの動きが強まると見られるが、156.80-90,157.70-80に週足ベースで見た強い上値抵抗が控えており、これらを全てクリアして157.80超えで越週するまでは上値余地も拡がり難い。一方で5手前の大陽線が新たな上昇トレンド入りした状態にあることや、先週の下値トライでも週足サポートであった153円割れトライに失敗しており、調整下げが終了した可能性が高い状態にあることから、下げに転じた場合でも突っ込み売りに注意する必要がありそうだ。但し、今週の週足ベースで見た下値抵抗が153.60-70にあるが、これを割り込んで越週した場合は、短期トレンドが変化して150円方向への新たな下落リスクが点灯する。今週の週足ベースで見た上値抵抗は前述の、156.80-90,157.70-80と159.40-50に、下値抵抗は155.10-20,153.60-70,151.30-40,150.00-10にある。31週、62週移動平均線は146.27と143.55に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れにある。 今週の戦略は、ユーロ買いは154.60-70の押し目待ち。損切りは153.90で一旦撤退。ユーロ売りは様子見か156.00-10で軽く売って156.60で撤退。損切りが付かない場合でも156.20超えで終えた場合は、売りは撤退して様子見へ。 上値は156.00-10にやや強い抵抗が出来ているが、実体ベースで上抜けた場合は156.60-70,156.90-00,157.30-40,157.80-90にある強い抵抗をどこまでクリア出来るかトライする動きへ。158.00超えで終えた場合は新たな上昇エネルギーを得て159~160円超えトライへ。上値抵抗は159.40-50,159.60-70,159.90-00,160.40-50。下値は、155.50-60,155.10-20,154.60-70にやや強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されるが、これらを全て切り崩し、さらに154.10-20,153.60-70の抵抗を下抜けて153.50以下で終えた場合は、調整下げの範囲内を越えて短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して、150円方向への新たな下落リスクに注意が必要となる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/12/27~2023/07/14(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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