FX週間予想:ドル円下落どこまで?ドルインデックス売りでドル売り進行か、日銀会合は波乱の予感 7月14日(金)志摩力男

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動画配信期間:2023/7/14~2023/7/28

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

目次

0:00 相場振り返り
1:22 ドル円は138円が重要なサポート
2:53 7/28の日銀会合がポイント
3:46 米利上げの行方
4:59 ドルインデックス売りの影響
6:30 ドル円の展望
6:57 ユーロドルの展望
7:57 今後の注目材料

要約

今後のドル円市場について、まず注目すべきは、現在の138円周辺が重要なサポートレベルであることです。過去の動きから見ても、このレベルは頻繁に価格が停滞したポイントとなっています。

あと、なぜ海外勢が今回これほどドル円を売っているのか。これは、7月28日に控えている日銀の金融政策決定会合に向けて、YCCの変更があるのではないかとの思惑からです。もしYCCの変更が実際に行われれば、円高がさらに進むと予想されます。逆に、YCCの変更がなければ、リバウンドも可能であり、その場合の反発は激しいものになると思われます。

また、米国のインフレ問題が収束したかのように思われる現状もドルの下落に寄与しています。CPIの数字が悪く、FRBの利上げ回数が予想より少ない可能性が高まっているからです。この結果、ドル全面安の展開に市場がシフトしています。

一方で、アメリカのリアルマネーを見ると、ドルインデックスの値が重要視されています。現在、ドルインデックスは重要なサポートラインを下回り、売りが入っています。この結果、ドルインデックスの構成通貨に対するドル売りが進んでいます。ドルインデックスで売りが入ると自動的にドル円にも売りが入るので、まだオーバーランで下方向へ行くと思います。

さらに7月28日の日銀の金融政策決定会合では、市場が大きく荒れる可能性があります。この時にドル円が下がっていて、例えば135円ぐらいとかで迎えると、日銀としても「政策変更しなくてもいいかな」というような雰囲気になると思います。ただ、その時に政策変更がなかったら、ドル円は大きくリバウンドすることになると思います。また145円に戻るとか。YCCを変更すると、おそらく3円~ 5円ぐらいまた円高に行くということになり、しばらくは低迷相場になるんじゃないかと思います。

 
志摩力男氏96_130.jpg 志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
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