2023年7月11日
【ドル/円】：調整下げの動きが継続。
ドル/円は続落して終え、上値を急角度で切り下げています。直近の陰線の上ヒゲが長く、上値トライに失敗した形となったことから、下値余地を探る動きが先行すると見られます。一方で、中期トレンドが強い状態を保っており、調整下げに留まるなら139～140円台を大きく割り込まない可能性も高いと見ています。 短期トレンドは145.50超えで下値リスクがやや後退、144.80-90の抵抗を実体ベースで上抜けて終えれば“強気”の流れに戻します。逆に、139円割れの越週か、日足が138.50以下で終えた場合は、短期トレンドが“ドル弱気”に変化して135円方向への一段の下落リスクが点灯します。 ドル買いは様子見か140.00～139.50ゾーンまでの押し目があれば軽く試し買い程度に。損切りは138.80に置く必要があります。ドル売りは142.00-10の戻り待ちとします。損切りは142.70で撤退です。 日足の上値抵抗は142.00-10，142.90-00，143.40-50に、下値抵抗は140.90-00，140.00±10銭、139.40-50，139.00-10にあります。
【ユーロ/円】：下値余地を探る動き。
ユーロ/円は2手連続陰線引けとなり上値を切り下げています。直近の陰線の上ヒゲが長く、上値トライに失敗した形で終えていることや、この足が156円台を維持出来ずに終えており、下値余地がさらに拡がり易くなっています。買いは様子見です。売りは155.90-00で戻り売り。損切りは156.60で撤退です。上値抵抗は155.90-00，156.30-40，156.50-60，156.90-00に、下値抵抗は155.00-10，154.40-50，153.50-60にあります。157円台を回復して終えれば下値リスクがやや後退、157.80-90の抵抗を上抜けて終えれば“強気”の流れに戻します。152.50以下で越週しない限り調整下げの範囲内となります。また148.50以下で終えない限り中期トレンドは変化しません。
【ユーロ/ドル】：上押し目買い。上値抵抗にも注意。
ユーロ/ドルは小幅続伸。短期トレンドは強い状態を保っています。買いは1.0970-80で押し目買い。損切りは1.0930で一旦撤退です。売りは様子見か、1.1110に浅い損切りを置くなら1.1070-80まで引き付けて軽く試し売り程度に。上値抵抗は1.1040-50，1.1070-80，1.1100-10に、下値抵抗は1.0970-80，1.0940-50，1.0910-20にあります。1.1100-10の抵抗をクリアすれば一段の上昇へ。逆に1.0800を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯します。
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