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ドル/円:調整下げ局面入り。139円割れの越週か138.50以下で終えた場合は“ドル弱気”に変化。



 

ドル/円:調整下げ局面入り。139円割れの越週か138.50以下で終えた場合は“ドル弱気”に変化。

日足は大陰線の出現となり、この足が143.00-10の日足の抵抗を下抜けて短期トレンドに変化が生じている。単体でも下げエネルギーの強いものであることから、週初から下値トライの動きが強まると見られるが、中期トレンドが崩れておらず、調整下げの範囲内にあることや、142.00±10銭以下に強い下値抵抗が散在することから、上下動を繰り返す可能性も高いと見られる。また調整下げに留まるなら140円台を大きく割り込まない可能性も高くなることから、突っ込み売りにも注意する必要がありそうだ。但し、139円割れで終えた場合は下値リスクが点灯、138.50以下で終えた場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化して下落余地がさらに拡がり易くなる。逆に、144円台を回復して引ければ調整下げが一巡した可能性が点灯、144.80-90の抵抗をクリアして145.00超えで終えれば“ドル強気”の流れに戻して一段のドル上昇に繋がり易くなる。日足の上値抵抗は143.30-40,143.90-00,144.50-60,144.80-90に、下値抵抗は142.00±10銭、141.40-50,140.20-30,139.50-60にある。21日移動平均線は142.60にありこれを若干下抜けているが“ダマシ”の範囲内にある。また、120日、200日線は135.88と137.23に位置しており、中期トレンドをサポートしている。 一方直近の週足を見ると。安値圏で引ける陰線引けとなり、単体では下値リスクの高いものだが、この陰線が5月に付けた133.75を基点とする短期的なサポートラインをかろうじて守って引けていることから、このサポートポイントを守り切れば反転の可能性を残すことになる。この週足サポートは、今週は143.00-10まで上がって来る。従って143円を回復出来ずに越週した場合は140円方向への一段の下落リスクに注意が必要となる。短期トレンドは“ニュートラル”な状態だが、週足の形状が悪化していることから下値リスクにより警戒する必要がある。今週の週足ベースで見た上値抵抗は143.00-10,143.80-60,144.40-50に下値抵抗は140.90-00,140.20-30,139.00-10にある。139円を割り込んで越週した場合は新たな下落リスクが生じて一段の下落に繋がり易くなる。31週、62週移動平均線は135.25と136.57に位置しており、中期トレンドは“ドル強気”の流れに変わりない。 今週の戦略は、ドル買いは今週いっぱい様子見か140.20-30以下の押し目があれば軽く買い狙い。損切りは139.40で一旦撤退。ドル売りは143.20-30の戻り待ち。損切りは144.10で撤退としたい。 上値は、142.60-70に軽い抵抗が、143.00-10,143.30-40,143.70-80,144.00-10にやや強い抵抗が出来ており、上値余地が限られる展開が予想されるが、144円台に実体を戻せば下値リスクがやや後退、144.40-50の抵抗を上抜けて終えれば“ニュートラル”な状態に変化、144.80-90の抵抗をクリアして145.00超えで終えれば“ドル強気”の流れに戻して一段のドル上昇に繋がり易くなる。下値は、142.00±10銭、141.70-80,141.30-40,141.00±10銭,140.50-60,140.20-30,140.00±10銭に強い抵抗があるが、上下動を繰り返しながらもどこまで切り崩せるかトライする動きへ。調整下げに留まるなら139円を割り込まない可能性が高いが、138.50以下で終えた場合は調整下げに留まらず、一段の下落リスクに注意が必要となる。

ドル/円【日足】期間:2022/11/03~2023/07/07(移動平均線は21、120、200日、以下日足は同様)


ドル/円【週足】期間:2020/05/22~2023/07/07(移動平均線は31、62週、以下週足は同様)

ユーロ/円:調整下げの動き。152.50割れで越週しない限り、調整下げの範囲内。158円台を回復して引ければ“ユーロ強気”に変化。

直近の日足は値幅のやや大きい陰線引けとなり上値を切り下げている。156円台を割り込んで終えており、調整下げ局面に入った状態だが、中期トレンドが強い状態にあることや、155.34に位置する21日移動平均線を守って引けており、週初の突っ込み売りにも注意する必要がありそうだ。一方で日足の形状が悪化していることから、足元の反発余地が限られ易く、小反発を繰り返しながらも下値を模索する展開が予想される。調整下げに留まるなら152円台を割り込まない可能性も高くなるので、153.00以下の売りも慎重に。但し152円割れで終えた場合は短期トレンドが“ユーロ弱気”に変化して150円台の足元を固め直す動きが強まり易くなる。この場合でも中・長期トレンドが強い状態にあり、150円を大きく割り込まない可能性も高いと見ている。日足の上値抵抗は156.00-10,156.50-60,156.90-00,157.30-40に、下値抵抗は155.50-60,155.00-10,154.30-40,153.50-60,153.00-10にある。21日移動平均線は155.34に位置しており短期的な下値抵抗として働いている。また、120日、200日線は147.07と145.61に位置しており、中期トレンドは“ユーロ強気”の流れに変わりない。 一方直近の週足を見ると、158円超えトライに失敗して高値圏から陰線が出ている。前週の陽線の値幅も切り崩しており、下値リスクがやや高い形となったことから、下値トライの動きが強まると見られるが、現状は下値を切り上げる流れを維持しており、この週足の下値抵抗が152.50-60にあることから、これを下抜けて終えない限り、調整下げの範囲内となり、短期トレンドは大きく変化しない。また、4手前の大陽線が新たな上昇トレンド入りした可能性を示しており、調整下げに留まるなら、この大陽線の値幅(安値149.67)を切り崩すほどの下げにも繋がらない可能性が高い。週足ベースで見た強い上値抵抗は156.50-60,157.60-70,158.80-90,159.60-70に、下値抵抗は155.10-20,152.50-60,150.00±10銭にある。31週、62週移動平均線は145.89と143.26に位置しており、中期トレンドをサポート中。 今週の戦略は、ユーロ買いは調整下げが一巡するまで様子見か、152.40に損切りを置くなら153.00-10以下で軽く試し買い程度に。売りは156.50-60で戻り売り。損切りは157.20で一旦撤退するか、“ニュートラル”な状態に戻す157.60に置く必要がある。 上値は156.30-40,156.60-70,156.90-00,157.30-40にやや強い抵抗が出来ているが、157.50超えで終えれば下値リスクがやや後退、157.80-90の抵抗をクリアして158.00超えで終えれば“ユーロ強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなる。下値は、155.70-80に軽い抵抗が、155.30-40,155.00-10,154.50-60,154.30-40,154.00-10,153.50-60,153.00-10に強い抵抗があるが、上下動を繰り返しながらもどこまで切り崩せるかトライする動きが強まろう。調整的な下げに留まるなら153円を大きく下抜けない可能性も高いと見られる。(川合 美智子)

ユーロ/円【日足】期間:2022/12/20~2023/07/07(移動平均線は21、120、200日) ユーロ/円【週足】

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